フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、元大関の小錦と、彼に腎臓を提供した妻・千絵さんの物語「わたしの腎臓をあなたに~小錦を愛した妻の覚悟~」を、8日に放送する。

  • 病室での小錦(左)と妻・千絵さん

大相撲の元大関で、現在タレントとしても活動する小錦八十吉(61)。12歳年下の妻・千絵さん(49)は2024年12月、腎不全に苦しむ夫のために自分の腎臓の一つを生体間移植する手術に臨んだ。

小錦は、妻の決断と腎臓移植の現実を世に伝えたいと映像を記録し続けていた。そこに映されていたのは、千絵さんの不安や葛藤、腎臓の提供に反対する母への思いだった。

結婚して21年、夫婦の歩みは病気との闘いでもあった。2008年、303kgある体重を減らすため、胃の縮小手術を行い、130kgの減量に成功したものの、余った皮膚が日常生活に支障を来すように。今度は、20kg以上の皮膚を切除することになった。相撲で勝つために体を大きくしてきたが、引退後は、その大きな体に苦しめられてきたのだ。

さらに、8年ほど前からは腎臓の機能が悪化。それでも仕事に打ち込む夫を、千絵さんはそばで支え続けてきた。しかし、2024年に小錦が腎不全に倒れ緊急入院。千絵さんは、不安を抱えながらも覚悟を決めたという。

一方で、千絵さんの母は、自分が脳梗塞で倒れて以来、娘の移植手術に反対していた。千絵さんは余計な心配を掛けないよう、母には黙って手術に踏み切る。手術は無事に成功したものの、千絵さんは、そのことを母に伝えられずにいた…。

ナレーションは、『ザ・ノンフィクション』初挑戦となる武井咲が担当する。

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