フジテレビは5日、第三者委員会報告書の内容を受けた社員の処分を発表した。

  • フジテレビ本社=東京・台場

中居正広氏と元アナウンサー女性の問題について、当時の編成部長には4つの「非違行為」があったと判断。4段階の降格と1カ月間の懲戒休職という処分となった。「退職勧告や懲戒解雇を科すことが相当とされる事情は認められなかった」としている。

当時の編成制作局長は、50%の減俸。当時の人事局長は、戒告。

アナウンス室長は、けん責となったが、アナウンス室部長については、産業医などの医師や上長の指示などに従い、女性に配慮した対応を一貫して行っていたことから、処分の対象としなかった。

通常は、懲戒処分の対象とならなかった当事者について公表しないが、同部長については、一部の週刊誌報道で実名や顔写真が掲載され、「事実に基づかない誹謗中傷が特に苛烈である」として、処分の対象ではないことを示すために公表した。