フジテレビ系ドラマ『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』(毎週火曜21:00~)の最終話が25日に放送。SNSでは、柊氷月(波瑠)と、その父である夏見喜次(杉本哲太)との取り調べシーンに「杉本哲太のお芝居が圧巻」「あの笑いながら泣いている芝居がすごい」などのコメントが上がった。
過去の父による母殺しを目の当たりにした氷月。その心に負った深い傷を抱えたまま生きてきた氷月は、自ら父・夏見喜次の取り調べを申し出る。そして取調室で対峙(たいじ)した父。父の口から出る言葉は氷月をさらなる絶望の海へと引きずり込むのか。それともその心の“氷”を溶かすのか…?
このシーンでの杉本哲太が放つセリフの声色、表情などについてX(Twitter)では、「あまりにも迫真の演技に引き込まれた」「さすが杉本哲太」と称賛の嵐に。ついに訪れた因縁の決着と最終回にふさわしいその圧倒的な“存在感”は、柊氷月という主人公の人間性、葛藤、悲しみのほか『アイシー』というドラマの持つすべての要素を一気に引き締めた。
このほか、瑞江律(柏木悠)のまさかの再登場に「ここで瑞江がまた出るとは」「あのシーンは癒やされた」の声や、「これは続編あるでしょ」「シリーズを3ぐらいまで続けて柊の内面を深く描いてほしい」といったシリーズ化を望む声。そして次クールのドラマ『人事の人見』にカメオ出演した松田元太に「見たことあると思ったらマツダマンだった」「松田元太、ここで出るか」と驚きと喜びのコメントも上がっていた。
最終話ならではのさまざまなコメントにあふれた『アイシー』。TVerとFODで見逃し配信されているほか、FODでは全話配信に加え特別編も公開されている。
【編集部MEMO】
『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』最終話あらすじ
柊氷月(波瑠)の父・夏見喜次(杉本哲太)は、警察官の襲撃事件と岩田春樹(木原勝利)の射殺事件の2件の容疑をかけられ、拳銃を所持して逃亡していた。夏見に強い憎しみを持つ氷月は土屋健次郎(山本耕史)らが見守るなか、単独で夏見と対峙する。夏見の手には拳銃が握られていた。氷月が拳銃を渡すように指示すると、夏見はゆっくりと拳銃を差し出す。そのグリップを掴んだ氷月は、夏見に銃口を向ける…。一同が固唾を呑んで見ていると、氷月はそのまま銃を下ろし、残りの銃弾を確認して夏見を逮捕した。夏見は2つの事件について自分の犯行だと認めたが、その供述には曖昧な点が多く、氷月は何か裏があるのではないかと疑念を抱く。
係長の赤松紳一(菅原大吉)は氷月を呼び出し、勝手な捜査を叱責した上、柊班はこの事件から手を引くようにと念を押す。帰宅した氷月は妹の陽菜(加藤菜津)と向き合う決意をする。過去に縛られずに幸せになってほしい、私は私のために生きる、と真剣な表情で話す氷月。
赤松からの命令を無視し、氷月は夏見の事件を単独で捜査しようとする。そこへ土屋が現れ、休暇を取って氷月と共に捜査するという。さらには穂村正吾(森本慎太郎)と木皿啓介(倉悠貴)も、処分を承知で捜査に参加すると申し出る。こうして、柊班による夏見喜次事件の捜査が始まった。果たして、夏見は本当に犯人なのか?そして柊班の結末は…?
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