2月19日、東京駅一番街の「トミカ・プラレールショップ東京店」がリニューアルオープンした。当日はオープニングセレモニーが行われ、開店後の店内は多くのトミカ・プラレールファンでにぎわっていた。
「売る」から「見る」へ、ディスプレイを充実
リニューアルオープンした店舗は、これまで独立していたトミカショップとプラレールショップを1つの売り場に統合。販売側にとっては売り場効率、そして来店客にとっては買い物のしやすさが向上した。
今回のリニューアルポイントの1つが、「売る」から「見る」へ意識を向け、ディスプレイを充実させた点だという。
店舗に入ってまず目を引くのが、両側の壁にずらりと並んだトミカとプラレールの大型ディスプレイ。プラレールは3両編成で約100台、トミカは現行アイテムだけでなく、販売終了した歴代アイテムも含めて約700台が並ぶ。
中央には、プレミアムラインを中心とした大人向けの「キダルト(キッズアダルト)」コーナーを設置。トミカプレミアムやプラレールリアルクラスなどの大人向け商品が集まるほか、売り場統合によりトミカとプラレールのプレミアムアイテムが同時に楽しめるジオラマのディスプレイが実現した。
目線を上に向けると、LEDの大型ビジョンが。こちらは入口付近から見ると、走ってくるプラレールの車両が飛び出して見える3D仕様になっているので、少し離れて斜めから見てみてほしい。
また、店舗入り口付近にはプラレールの大型ジオラマがあるのだが、中央に置かれている「東京駅丸の内駅舎」は大変人気の商品なのだそう。こちらの店舗でも販売しているので、東京土産にもいいかもしれない。
プチトミカ博? 子どもが楽しめる体験コーナーも
そしてもう一つのリニューアルポイントが、体験コーナーだ。店内では、非売品のトミカ・プラレールが当たるデジタルミニゲーム、撮影した写真をトミカアートに変換する「トミカいっぱいアート」(期間限定)、「トミカビーム」でトミカやディスプレイを動かせるコーナー(「トミカビーム」本体は店舗では販売していないので要持参)などが楽しめる。
また、トミカ博などで人気の「トミカ組み立て工場」(1個900円)も登場。レジで注文して好きなパーツを選ぶと、係員が組み立て工場で組み立ててくれ、その場でオリジナルトミカが完成する。
個人的には、大人やインバウンドだけでなく、こうして子どもたちが楽しめる仕掛けにもしっかり目を向けられている点が印象に残った。
オープニングイベントも実施中
オープン当日に行われたオープニングセレモニーには、タカラトミー代表取締役社長・富山彰夫氏、東京ステーション開発代表取締役社長・宇田川享氏らが登壇。富山社長は、「トミカのブランドパーパスである“ほんものはときめく”と、プラレールのブランドパーパスである“その想像を駆動させる”を、まさに体感できる店舗に仕上がりました。子どもから大人まで、そしてインバウンドの方にもぜひご来店いただき、楽しんでいただければ」と、リニューアルオープンに向けての意気込みを語った。
そのほか、オープニングイベントとして、ショップオリジナルトミカ「トミカタウン消防ポンプ自動車」(825円)の発売、一会計3,000円以上でその場でオリジナルカップが当たるくじ、イベントでしか買えない記念トミカ・プラレールの販売(2月19日~3月16日)などを行っている。