タカラトミーは、ダイキャスト製ミニカー「トミカ」が今年55周年を迎えるにあたり、2月より55周年事業を展開することを発表。芸人の小島よしおをMCに迎え、「トミカ55周年事業発表会」を開催した。
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前列左からTくん、モーターファン編集長鈴木慎一、タレント佐藤和奏、芸人小島よしお、同社ブランドビジネス本部執行役員竹内俊介、プラくん、後列左から同社グローバルトミカ事業室吉原有也/流石正、ブランドビジネス本部長島元
1970年、6車種の国産車から始まったトミカは、今や3世代にまたがるブランドに成長した。トミカの認知率は、子どもで81%、保護者で90%、保有率は72%。タカラトミーグループ全体での累計販売台数は10億台を突破し、これは1.8秒に1台が売れている計算になるという。
同社ブランドビジネス本部執行役員・竹内俊介氏は、「引き続き大人向けなどのファン層拡大や海外へ向けた地域軸の拡大も行いますが、やはりトミカは子どもたちに夢を与えられる存在でいたいと考えております。少子化のなかでもトミカファンを増やし、長く遊んでいただくことで事業拡大を行っていきます」と、今後の展望を述べた。
ここからは、トミカ55周年事業の施策を紹介していく。
自動車メーカーコラボプロジェクト
トミカ50周年で人気を博したコラボ企画の第2弾として、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研、三菱自動車、スズキの5社が特別な55周年デザインを考案。各自動車メーカーのデザイナーや社内公募でデザインを製作したという。今年春から順次発売を開始し、「トミカ博」などで実車両の展示も行う。
ファン感謝祭「TOMICA OWNERS MEETING」開催
今年12月に、ブランド初となる感謝祭イベントを開催。トミカ開発者などが登場するスペシャルトークショー、リアルジオラマ、トミカヒストリーの展示、大人の工場見学など、幅広い世代が楽しめるコンテンツを予定している。
新シリーズ「トミカ・プラレールブロック」
トミカとプラレールが一緒に遊べるブロック「トミカ・プラレールブロック」が登場。3歳から遊べる入門のブロックシリーズで、少ないパーツで車や鉄道車両が作れる。また、ブロックを組み替えてオリジナルビークルを作れるのもポイントだ。
トミカのブロックには、サスペンションなどのアクションが各車の1つずつついており、プラレールのブロックはプラレール車両と連結させることも可能。単品シリーズは990円~、エントリーセットは4,950円。3月15日発売。
大人向けプレイセット「tomica+」
大人向けトミカ「tomica」より、ミニカーを輝かせるプレイセットシリーズが登場。
2月15日発売の「tomica GARAGE」(6,600円)は、操作パネルをタッチすると、電動シャッターが開閉し、室内の照明が点灯するガレージ。「PREMIUM BLACK Edition」と「Lamborghini Edition」の2種展開で、それぞれトミカプレミアム1台と壁面、床面をコーディネートできる内装デザインが付属している。
また、3月15日発売の「トミカプレミアムunlimited DRIFT TURN STAGE」(6,600円)は、白煙(ミスト)を上げながらトミカがドリフト走行するターンステージ。スキール音やBGMの打ち込みサウンド、7色のLEDで臨場感を演出する。「頭文字D」と「ワイルド・スピード」の2種展開で、それぞれトミカプレミアムunlimitedが1台付属する。
最新作「グランドモールトミカビル」
「トミカワールド」シリーズ最長のロングセラー商品「トミカビル」の最新作。巨大ショッピングモールを舞台にトミカの大量駐車が楽しめる。新エレベーターにより、立体駐車場に向かってトミカが螺旋を描いて登っていくシーンを再現できるようになった。
9,350円で、今年夏の発売予定。
新番組「トミプラワールド のりのりタイムズ!! 」
4月より、クルマ、電車の魅力を、実車両の映像をメインに、“乗り物”と“おもちゃ”が連動した、のりもの情報キッズバラエティ番組「トミプラワールド のりのりタイム ズ!!」をテレ東系列にて放送する。
事業発表会では、番組MCを務める芸人の小島よしおとタレント・佐藤和奏が登壇。番組ついての意気込みを聞かれた小島は、「大人が観ても、子どもが観ても、学びがある。家族で楽しんで観てもらえる番組にしたい」と話した。
また、番組内ではタカラトミー公式YouTubeチャンネルで好評配信中のWEBアニメ『トミカヒーローズ ジョブレイバー 特装合体ロボ』が地上波で初登場する。
(c)TOMY