若手の人気女性声優として、高い人気と実力を誇る佐倉綾音。2010年のデビュー以来、途切れることなく人気作、話題作への出演を続けています。代表作も多数ある彼女ですが、その中でも人気の作品は何になるのでしょうか。

今回はマイナビニュース会員500人に、そんな佐倉綾音が声を担当した、テレビアニメ作品のキャラクターについて聞きました。その結果をランキング形式でご紹介します。

佐倉綾音が声を担当した、テレビアニメ作品のキャラクターの人気ランキング

  • 1位:僕のヒーローアカデミア(麗日お茶子)(9.7%)
  • 2位:進撃の巨人(ガビ・ブラウン)(5.7%)
  • 3位:ポケットモンスター(オリオ)(4.9%)
  • 4位:少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん(ゆうまくん)(4.5%)
  • 5位:のんのんびより(越谷夏海)(4.0%)
  • 5位:SPY×FAMILY(フィオナ・フロスト)(4.0%)
  • 7位:ご注文はうさぎですか?(ココア)(3.6%)
  • 7位:らんま1/2 (2024)(九能小太刀)(3.6%)
  • 9位:PSYCHO-PASS サイコパス(霜月美佳)(2.8%)
  • 9位:五等分の花嫁(中野四葉)(2.8%)
  • 9位:ダンダダン(アイラ)(2.8%)
  • 10位:君のいる町(御島明日香)(2.4%)
  • 10位:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(一色いろは)(2.4%)

続いては上位の作品概要とアンケート回答者のコメントを一部紹介します

1位:『僕のヒーローアカデミア(麗日お茶子)』

『僕のヒーローアカデミア』は、堀越耕平の同名マンガを原作とする2016年放送のアニメ作品。“個性”と呼ばれる超常能力が一般化した世界で、"無個性"ながらもヒーローを夢見る少年・緑谷出久(みどりや・いずく=デク)が主人公です。

デクは平和の象徴である、憧れのヒーロー「オールマイト」と出会い、彼から個性「ワン・フォー・オール」を受け継ぎます。彼は難関のヒーロー育成学校「国立雄英高校」に入学し、仲間やライバルとともに成長しながら、平和を脅かす敵(ヴィラン)たちと戦います。

佐倉綾音が演じた麗日お茶子(うららか・おちゃこ)は、ヒーロー名「ウラビティ」。デクのクラスメイトで、重力を操る個性「無重力 ゼログラビティ」を持つ少女です。戦闘では冷静な判断力を発揮し、仲間を支えます。ユーザーからは、明るく努力家で、心優しいウラビティの声とのマッチングを称賛する声が多く寄せられました。

ユーザーコメント

  • 「役にピッタリハマっていて、好きなキャラだから」(男性・48歳)

  • 「元気で可愛い感じが合っていたので」(女性・43歳)

  • 「まさにぴったりの、はまり役だと思いました」(男性・48歳)

  • 「もっとも彼女のキャラにピッタリな感じだから」(男性・46歳)

  • 「キャラにぴったりの声で好きです! 癒される声色ですよね!」(女性・32歳)

  • 「可愛らしいのに芯が強い、お茶子のイメージによく合っていた」(女性・45歳)

  • 「ヒロアカは漫画が好きで、アニメも見ていたので印象に残っています」(男性・48歳)

  • 「キャラクターも声も作品も好き。総合で一位」(男性・47歳)

2位:『進撃の巨人(ガビ・ブラウン)』

『進撃の巨人』は、諫山創による同名マンガを原作とするダーク・ファンタジー作品。第1期は、2013年に放送されました。圧倒的な力を持つ巨人に支配された世界で、人類が壁に囲まれて生き延びる姿を描いています。

突如壁を破壊した超大型巨人の襲撃で母を失った、主人公エレン・イェーガー。彼は巨人への復讐を誓い、親友のミカサ・アッカーマンやアルミン・アルレルトと共に戦います。巨人の正体や世界の真実に迫るエレンはやがて、自身の運命と人類の未来に向き合うことになります。

佐倉綾音がCVを担当したガビ・ブラウンは、2020年放送のThe Final Season Part 1より登場。大国マーレの戦士候補生で、高い戦闘力と強い信念を持つ少女です。天真爛漫かつ大胆不敵な性格のガビを演じた本作へは、その知名度の高さも相まって多くの支持がありました。

ユーザーコメント

  • 「一番好きな作品だから」(男性・43歳)

  • 「一番よく観た作品」(男性・46歳)

  • 「一番印象深い作品だった」(男性・25歳)

  • 「キャラクターの声と違和感なく、無邪気な様子が好感がもてました」(女性・40歳)

3位:『ポケットモンスター(オリオ)』

『ポケットモンスター』は、ゲームソフト「ポケットモンスターシリーズ」を原作とする、2023年放送のテレビアニメ。テレビアニメ版ポケットモンスターシリーズとしては第8シリーズとなります。前作までのアニメシリーズで主人公を務めたサトシに代わり、リコとロイの2人が新たな主人公となります。

「ポケモン(Pokémon)」と呼ばれる不思議な生き物と人間が共存する世界。「輝くペンダント」を持つ少女リコと、「謎のモンスターボール」を持つ少年ロイの2人が、ポケモンたちと絆を深めながら、仲間や飛行船「ブレイブアサギ号」の乗組員たちと共に世界を巡ります。

佐倉綾音演じるオリオは、「ブレイブアサギ号」の設計者。故障や事故時には船の修理を行います。メカに強い一方で編み物が苦手というキャラです。キッズに絶大な人気を誇る本作へは「子どもと一緒に見た」というコメントが目立ちました。

ユーザーコメント

  • 「子どもと一緒に選びました」(女性・42歳)

  • 「子どもとの思い入れのあるキャラクターだからです」(男性・45歳)

  • 「かわいらしい声がキャラとよく合っている」(男性・47歳)

4位:『少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん(ゆうまくん)』

『少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん』は、森下裕美のマンガ『少年アシベ』を原作としたアニメ作品。ゴマフアザラシの赤ちゃんであるゴマちゃんと、小学1年生の芦屋(あしや)アシベたちの交流を描いたハートフルコメディで、1991年に放送が開始されました。

明るく元気な小学生アシベと、その相棒であるキュートなゴマちゃんを中心に、アシベの家族や個性的な友人たち、近所の人々も交え、ゴマちゃんをめぐる楽しい騒動や心温まるエピソードが展開されます。

佐倉綾音がCVを務めたアシベのクラスメイト・ゆうまくんは少し気弱ですが、心優しい少年。動物が好きでゴマちゃんにも好意的です。癒し系の存在として物語に彩りを添えています。

ユーザーコメント

  • 「キャラの雰囲気と合っていた」(男性・45歳)

  • 「このキャラクターに、彼女の声はハマり役だと思っている」(男性・47歳)

  • 「マンガの中でチョット変わったキャラで、おもしろかった」(男性・45歳)

5位:『のんのんびより(越谷夏海)』

『のんのんびより』は2013年放送開始の、あっとによる同名マンガを原作としたアニメ作品。田舎の小さな学校を舞台に、そこに通うたった5人の生徒たちの日常を描いた癒し系アニメです。

東京から引っ越してきた小学5年生の一条蛍(いちじょう・ほたる)は、小中併設校の「旭丘分校」に転入。しかし、そこは自分を含めて全校生徒がわずか5人の学校でした。

天真爛漫な小学1年生の宮内(みやうち)れんげ、天然で明るい中学生の夏海(なつみ)と小鞠(こまり)の越谷(こしがや)姉妹、そして高校生の兄・越谷卓(こしがや・すぐる)を中心に、のんびりとした田舎の生活がユーモアや心温まるエピソードと共に展開されます。

佐倉綾音が演じるのは、姉の小鞠をからかうのが日課の越谷夏海。好奇心旺盛でやんちゃな性格ながら、仲間思いな一面もある中学1年生です。

ユーザーコメント

  • 「活発なキャラの演技も上手いと知った」(男性・47歳)

  • 「生き生きとした声の感じが、キャラクターに合っていると思う」(男性・40歳)

  • 「作品自体が好きだし、元気な女の子が似合ってる」(男性・歳43)

5位:『SPY×FAMILY(フィオナ・フロスト)』

『SPY×FAMILY』は2022年放送開始の、遠藤達哉による同名マンガを原作としたアニメ作品。敏腕スパイ「黄昏(たそがれ)」ことロイド・フォージャーを主人公に、スパイアクションと家族の絆を描いています。

冷戦中の世界を舞台に、西国組織WISE(ワイズ)のスパイ・黄昏は、平和を守るための極秘任務「オペレーション梟」を遂行するため、家族を装う必要に迫られます。彼は偽装家族として、娘役のアーニャを孤児院から引き取り、妻役には凄腕の暗殺者であるヨルと偽りの結婚をします。しかし、黄昏は2人の正体を知らず、さらにアーニャは人の心が読める超能力者という秘密を抱えていて……。

佐倉綾音演じるフィオナ・フロストはWISE所属の女性スパイで、コードネームは「ナイトフォール」。冷静沈着で優秀ながら、内心では上司である黄昏に強い想いを抱いている、という役どころです。

ユーザーコメント

  • 「ツンデレのキャラクターにぴったりの声だから」(女性・45歳)

  • 「暴走するけども、一途な可愛い人です」(男性・47歳)

  • 「アーニャとの絡みが面白くて、冷静なときと情熱の時で声を使い分けていてすごいと思った」(男性・34歳)

7位:『ご注文はうさぎですか?(ココア)』

『ご注文はうさぎですか?』は、Koiによる同名4コママンガを原作としたアニメ作品。2014年に放送開始となりました。ヨーロッパ風の美しい街を舞台に、そこに暮らす人たちの日常を描いたほのぼのコメディアニメです。

保登心愛(ほと・ここあ)=ココアは、街に引っ越してきた元気で明るい少女。下宿先の喫茶店「ラビットハウス」で働き始め、店主の娘でしっかり者のチノや、無口でミリタリー好きのリゼたちと交流を深めます。さらに、他の喫茶店で働く千夜やシャロ、「ラビットハウス」で飼われているアンゴラうさぎ(その正体は店のオーナーでチノの祖父)のティッピーも加わり、個性豊かなキャラクターたちが織りなす穏やかで楽しい日常が描かれます。

佐倉綾音は、主人公ココアのCVを担当。人懐っこい性格で、チノには「お姉ちゃん」的存在になろうとしますが、天然でドジな一面も。周囲を明るくするムードメーカーです。

ユーザーコメント

  • 「ほのぼのとしたアニメで、良いキャラクターをしている」(男性・40歳)

  • 「一番本人の声に合っている。少しうざいキャラがピッタリでした」(男性・42歳)

  • 「ココアのアホの子っぽい感じのキャラが好きで、佐倉綾音さんが演じている中では一番好きです」(男性・48歳)

  • 「ごちうさにはまるきっかけになったのが、明るくて可愛いココアちゃんの声だったので」(男性・45歳)

7位:『らんま1/2 (2024)(九能小太刀)』

『らんま1/2 (2024)』は、高橋留美子の同名マンガを原作とするアニメ作品。「完全新作的アニメ」と銘打ち、1989年版のテレビアニメの再アニメ化作品として制作されました。

早乙女乱馬(さおとめ・らんま)は中国での修行中、「呪泉郷」で水をかぶると女性に変身する呪いを受けてしまいます。彼は天道(てんどう)家に居候しつつ、許嫁であるあかねとケンカばかりの日々を送ります。個性的なライバルや仲間たちが次々と登場し、乱馬の変身体質やあかねとの微妙な関係を絡めた騒動が次々と展開。恋愛や格闘、コメディが繰り広げられるストーリーです

佐倉綾音演じる九能小太刀(くのう・こだち)は、乱馬の通う風林館高校剣道部主将・帯刀( たてわき)の妹。乱馬(特に女乱馬)に恋心を抱いていて、果敢にアタックします。

ユーザーコメント

  • 「キャラクターと声がぴったり合っていました」(女性・33歳)

  • 「変態さが出せていたと思う」(男性・41歳)

  • 「ぶっ飛んだキャラで、声の演技も際立っていた」(男性・49歳)

9位:『PSYCHO-PASS サイコパス(霜月美佳)』

『PSYCHO-PASS サイコパス』(サイコパス)は、フジテレビ「ノイタミナ」にて2012年より放送されたオリジナルアニメ作品。人々の精神状態や犯罪傾向を数値化する「シビュラシステム」によって治安が管理された世界が舞台の、近未来SFサスペンスです。

新人監視官の常守朱(つねもり・あかね)は、犯罪者を取り締まる執行官たちと共に、シビュラシステムに基づく正義を追求します。しかし、執行官の狡噛慎也(こうがみ・しんや)との関わりなどを通じて、シビュラシステムの本質や社会の矛盾に直面し、葛藤を深めていきます。

佐倉綾音は、厚生省刑事課一係の監視官・霜月美佳(しもつき・みか)のCVを担当。初登場時は私立桜霜学園に在籍する女子高生でした。朱とは対照的な価値観を持ち、第2期『2』(2014年)における主要なキャラとして活躍します。

ユーザーコメント

  • 「キャラクターのイメージ通りだから」(男性・40歳)

  • 「引き込まれる魅力が感じられる」(男性・40歳)

9位:『五等分の花嫁(中野四葉)』

『五等分の花嫁』は、春場ねぎの同名マンガを原作とした2019年より放送開始のアニメ作品。1人の男子高校生が五つ子の女子高生の家庭教師を務めるというラブコメディで、五つ子のうちの1人との結婚を控えた主人公が高校時代を回想する形で描かれます。

学力が低く性格もバラバラな中野家の五姉妹、一花(いちか)、二乃(にの)、三玖(みく)、四葉(よつば)、五月(いつき)の家庭教師を務めることになった上杉風太郎(うえすぎ・ふうたろう)。成績を上げるため奮闘する彼に、姉妹は最初は反発しながらも、その真剣さや努力に触れ、少しずつ信頼関係を築いていきます。

未来で五つ子の誰かと風太郎が結婚するのかも、と予感させる展開も本作の見所の一つ。佐倉綾音は、風太郎に対して特別な思いを秘めつつ、姉妹の幸せを最優先に考える心優しい四女・四葉を演じています。

ユーザーコメント

  • 「四葉の天然キャラクターに合っていて良かった」(男性・47歳)

  • 「美しい声で、キャラクターマッチングは十分にできていると思います。オタク心を奮い立たせるいい声だと周りの評判もいいですし、原作を知っているので期待を壊さない声優さんですね。感情の上下も豊かに表現されて、声優としてのレベルが高いと思います」(男性・36歳)

9位:『ダンダダン(アイラ)』

『ダンダダン』は、龍幸伸の同名マンガ作品を原作としたテレビアニメ。第1期は2024年10月放送。第2期は、2025年7月から放送予定となっています。

宇宙人の存在は信じていないが幽霊は信じている女子高生・綾瀬桃(あやせ・もも)と、幽霊の存在は信じていないが宇宙人は信じているオカルト好きの少年・高倉健(たかくら・けん)、通称:オカルン。

「自分の信じるものの存在を証明出来たら相手をパシリにする」という勝負をすることになった2人はそれぞれ、互いの理解を超越した怪現象に遭遇し、非日常的な戦いへと巻き込まれていきます。

佐倉綾音は、綾瀬桃の友人・白鳥愛羅(しらとり・あいら)を担当。桃やオカルンの騒動に巻き込まれながらも、友情と信頼で支え合う重要な存在となっています。

ユーザーコメント

  • 「声とキャラのイメージがピッタリだったから」(男性・44歳)

  • 「最近見たばかりで、似合っていて良かった」(男性・47歳)

佐倉綾音が声を担当した、テレビアニメ作品のキャラクターランキングのまとめ

愛称「あやねる」で知られる人気声優、佐倉綾音。透明感のある声と優れた演技力でアニメ、ゲーム、ナレーションなど幅広い分野で活躍しています。

多彩な役柄を演じ分けられる演技の幅の広さでも定評があり、代表作も多数ある彼女。そんな中、実施された今回のアンケートはやはり、その実力にたがわぬ、さまざまなキャラクターがランクインする結果となりました。みなさんのお気に入りはトップ10にあったでしょうか?

調査時期: 2025年1月10日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 男女合計500人
調査方法: インターネットログイン式アンケート