1971年から半世紀以上にわたり、多くの視聴者を虜にしている東映の特撮テレビドラマ「仮面ライダー」シリーズ。その欠かせない要素のひとつとなっているのが、魅力的なルックスとキャラクター性で物語に華を添えてくれるヒロインの存在です。戦いに身を投じるヒーローを支えるヒロインから、自ら武器を持ち共に戦うヒロインまで、多種多様な彼女たちの生き様は、主役ライダーに勝るとも劣らない大きな魅力を持っています。
そこで今回は、2000年『仮面ライダークウガ』から2018年『仮面ライダージオウ』まで20作品続いた「平成仮面ライダーシリーズ」でヒロインを演じた女優について、マイナビニュース会員240名に質問してみました。その結果をランキング形式でご紹介します。
平成仮面ライダー好きなヒロイン女優ランキング
平成仮面ライダーシリーズ各作品でヒロインを演じた女優のうち、「好きな女優」をマイナビニュース会員240名に聞きました。1位から10位までをご紹介します。
- 1位:内田理央(仮面ライダードライブ)(19.2%)
- 2位:森カンナ(仮面ライダーディケイド)(9.2%)
- 3位:秋山莉奈(仮面ライダーアギト)(7.5%)
- 3位:芳賀優里亜(仮面ライダー555)(7.5%)
- 5位:白鳥百合子(仮面ライダー電王)(7.1%)
- 6位:松田るか(仮面ライダーエグゼイド)(6.3%)
- 7位:村田和美(仮面ライダークウガ)(5.8%)
- 8位:杉山彩乃(仮面ライダー龍騎)(4.2%)
- 8位:山本ひかる(仮面ライダーW)(4.2%)
- 10位:江川有未(仮面ライダー剣)(3.8%)
1位:内田理央(仮面ライダードライブ)(19.2%)
第1位に輝いたのは、2014年放送の『仮面ライダードライブ』で「詩島霧子」を演じた内田理央でした。霧子は機械生命体ロイミュードによる特殊犯罪に対応する警視庁特状課の1人です。真面目で普段はあまり笑顔を見せない女性ですが、仮面ライダードライブに変身する相棒の泊進ノ介(竹内涼真)が根性を見せた時には微笑んでくれます。
霧子を演じた内田理央は、2018年にテレビ朝日系で放送したドラマ『おっさんずラブ』で主人公の幼馴染・ちず役を演じて人気を博し、同作で第22回日刊スポーツ・ドラマグランプリ助演女優賞を受賞。2020年8月には舞台『星の数ほど星に願いを』にて舞台初主演を務めるなど活躍を続けています。
アンケートでは、ギャップのあるキャラクターを好演したことに加え、美貌やスタイルの良さを理由に挙げるコメントなども集まりました。「竹内涼真とあわせて、すごく記憶に残っている」という声もあります。
ユーザーコメント
- バラエティなどで見るキャラクターとのギャップで印象の残る役柄だったから(50代男性)
- 当時からスタイルも顔も良くて目立っていたし、今でも色々なドラマで活躍しているのを見るから。(30代男性)
- 一番印象強いヒロインであり、演じた内田さんは今も魅力的な女優だからです。(50代女性)
- 内田さんの美しさが大好きなので。(40代女性)
- キリコは可愛かったし将来主人公と結婚するところも良かった(50代女性)
2位:森カンナ(仮面ライダーディケイド)(9.2%)
2位には、2009年放送の『仮面ライダーディケイド』で「光夏海」を演じた森カンナがランクインしました。夏海は、仮面ライダーディケイドこと門矢士(井上正大)が居ついている光写真館の受付係。他人を気にかける優しい性格の女性で、士と共にいくつもの世界を旅することで世界の滅びを防ごうとします。劇場版では自身も仮面ライダーキバーラに変身し、さまざまな面で士を支えました。
夏海を演じた森カンナは、同作の後もアニメ『機動警察パトレイバー』を実写化した『THE NEXT GENERATION パトレイパー首都決戦』(2014年)や、三部けいの大ヒット漫画を実写映画化した『僕だけがいない街』(2016年)など話題作に次々と出演、現在も活躍を続けています。
アンケートでは、森の美しさや可愛らしさを称えるコメントが多かったほか、好きな俳優として名前をあげる人が多く見られました。
ユーザーコメント
- 森カンナさんが好き、キレイ、演技うまい(30代男性)
- 顔がタイプで可愛いから(40代男性)
- 可愛くて魅力的だから選びました(50代男性)
- 好きな役者さんだから(40代男性)
- 単純に森カンナさんが好きな俳優だから(20代女性)
3位:秋山莉奈(仮面ライダーアギト)(7.5%)
3位にランクインしたのは、2001年放送の『仮面ライダーアギト』で「風谷真魚」を演じた秋山莉奈でした。真魚は緑ヶ丘学園の女子高生で、過去に父を失ったことで叔父の家に居候をしていますが、同じく居候である津上翔一(賀集利樹)が仮面ライダーアギトであるという秘密を知り、彼の良き理解者となりました。自身は超能力者としての資質を備えており、そのことから謎の敵・アンノウンに狙われることもあります。
真魚を演じた秋山莉奈は、グラビアアイドルとして活躍し"オシリーナ"という愛称で親しまれました。また、『仮面ライダー電王』(2007年)では時を駆ける列車・デンライナーの乗務員であるナオミを演じ、『仮面ライダーディケイド』(2009年)や『仮面ライダージオウ』(2018年)にもゲスト出演しています。
アンケートでは「笑顔」の可愛らしさについて言及するコメントが多く見られました。また「歴代ヒロインの中で最も可愛い」や「ファンになって推し活した」など、熱いコメントが多かったのも特徴です。
ユーザーコメント
- 笑顔が可愛らしくてタイプだから(50代男性)
- 歴代ヒロインの中で最も可愛い(40代男性)
- 番組後大ファンになりました!(50代男性)
3位:芳賀優里亜(仮面ライダー555)(7.5%)
同率3位には、2003年放送の『仮面ライダー555』で「園田真理」を演じた芳賀優里亜がランクインしました。真理は美容師を目指しながらクリーニング店で働く勝ち気な女性。幼いころに火災事故で両親を亡くし、流星塾という児童養護施設で育った過去を持ちます。仮面ライダーファイズこと乾巧(半田健人)とは、度々口論を交えながらも良き仲間として協力を重ねて絆を深めました。
そんな真理を演じた芳賀優里亜は、2008年放送の『仮面ライダーキバ』にも鈴木深央役として出演。さらに夫である鎌苅健太は、2023年放送の『仮面ライダーガッチャード』にて敵の幹部・グリオン役で出演するなど、夫婦で仮面ライダーとの良縁に結ばれています。
アンケートでは、15歳にして大役を担った芳賀に対し「物語の大事なキーパーソンだった」「全体を通して本当に良かった」など評価が集まっていたほか、当時の可愛らしさをあげるコメントも多くみられました。
ユーザーコメント
- 物語にとっても大切なキーパーソンだから(30代女性)
- 555は大好きだったし、ヒロイン役の芳賀優里亜は今でも注目している芸能人だから。(50代男性)
- 主人公の乾巧とのやり取りが、時に面白く時に切なく全体を通して本当に良かった。第一話で自ら戦うために、555ドライバーを装着しようと試みるも失敗に終わったシーンも、とても印象的だったから。(50代男性)
5位:白鳥百合子(仮面ライダー電王)(7.1%)
5位にランクインしたのは、2007年放送の『仮面ライダー電王』で「ハナ」を演じた白鳥百合子でした。ハナは、オーナーの依頼で時の番人として活動している女性。イマジンによって自身のいた時間が消滅してしまい、時間の流れからこぼれる形で、時間を移動可能な列車「デンライナー」の乗員となりました。変身こそできないものの腕っぷしが強く、ひと癖ある仲間のイマジンたちも彼女にだけは頭が上がらないため、みんなのまとめ役となっています。
アンケートでは「可愛らしくて面白い」、「美しく強くカッコいい」など多面的なコメントが多数寄せられており、白鳥がハナの複雑な魅力を好演していたことがうかがえました。
ユーザーコメント
- かわいくておもしろいから(30代男性)
- 子供が好きだったので一緒に見ていた(40代男性)
- 美しく強くカッコいいです!(40代女性)
6位:松田るか(仮面ライダーエグゼイド)(6.3%)
6位には、2016年放送の『仮面ライダーエグゼイド』で「ポッピーピポパポ/仮野明日那」を演じた松田るかがランクインしました。ポッピーピポパポは、CR(電脳救命センター)で仮面ライダーをナビゲートしている女性。普段は聖都大学附属病院の看護師・仮野明日奈として勤務しており、さらに大きな秘密を抱えた存在でもあります。
ポッピーピポパポを演じた松田るかは、地元沖縄でスカウトされたことをきっかけに芸能界入り。同作出演後、テレビドラマ版および劇場版『賭ケグルイ』やドラマ『ちむどんどん』などの話題作に出演したほか、舞台、CM、雑誌などで幅広く活躍しています。
アンケートでは、親しみやすいポッピーピポパポのキャラクター性に注目が集まっており、元気で明るく、可愛らしい松田の演技にコメントが寄せられていました。
ユーザーコメント
- 一番ポップで親しみやすいキャラ。(40代男性)
- 元気で明るく可愛いから。(50代男性)
7位:村田和美(仮面ライダークウガ)(5.8%)
7位には、2000年放送の『仮面ライダークウガ』で「沢渡桜子」を演じた村田和美が選ばれました。桜子は城南大学考古学研究室の大学院生で、主人公である五代雄介(オダギリジョー)の古くからの友人。古代民族・リントが残した石碑の文字を解読し、戦士・クウガとして戦う雄介をサポートしました。不安を感じながらも、自分の役割を果たすことで雄介を支えようと気丈に努めたヒロインです。
ユーザーコメント
- めっちゃかわいいから(50代男性)
- ストーリーが大好きなので(30代男性)
8位:杉山彩乃(仮面ライダー龍騎)(4.2%)
8位には、2002年放送の『仮面ライダー龍騎』で「神崎優衣」を演じた杉山彩乃(藤沢あやの)がランクインしました。同作は13人の仮面ライダーが願いを叶えるためバトルすることになる物語。杉山演じる優衣は、仮面ライダーナイトこと秋山蓮(松田悟志)と行動をともにしている女性で、行方不明の兄・神崎士郎(菊池謙三郎)を探すなかで主人公・城戸真司(須賀隆正)と出会います。
ユーザーコメント
- 可愛いくヒロインにピッタリだから(40代男性)
- 杉山さんが好きなので(40代女性)
8位:山本ひかる(仮面ライダーW)(4.2%)
同率8位には、2009年放送の『仮面ライダーW』で「鳴海亜樹子」を演じた山本ひかるが選ばれました。亜樹子は、鳴海探偵事務所の前所長・鳴海壮吉(吉川晃司)の娘で、現在の所長を務めている女性。事務所を拠点に活動する2人で1人の仮面ライダー、ダブルである左翔太朗(桐山漣)とフィリップ(菅田将暉)をサポートしており、その柔軟な発想力が事件解決に繋がることも多々あります。
亜樹子を演じた山本ひかるは、2007年にフジテレビ系の『わたしたちの教科書』でテレビドラマデビュー。現在は『科捜研の女』にレギュラー出演しつつ、プロ競技麻雀団体「RMU」に所属するなど活躍の幅を広げています。
ユーザーコメント
- 山本ひかるの大ファンです(50代男性)
- 以前からずっとファンであったので。(50代男性)
10位:江川有未(仮面ライダー剣)(3.8%)
10位には、2004年放送の『仮面ライダー剣』で「広瀬栞」を演じた江川有未がランクインしました。栞は仮面ライダーが所属する組織「人類基盤史研究所」、通称BOARD(ボード)の女性研究員。オペレーターとして仮面ライダーブレイドである剣崎一真(椿隆之)たちをサポートしました。強い正義感にあふれたヒロインで、落ち込んだ主人公に檄を飛ばし奮い立たせることもありますが、お世辞に弱いという可愛らしい一面も持っています。
ユーザーコメント
- 独特なセリフ回しが印象に残っている(40代男性)
- デビューした時からファンになり、出演していた番組は仮面ライダーも含めほぼ観ていたから。(50代男性)
まとめ:魅力たっぷりなヒロインたちにも要注目!
さまざまな形で主役ライダーを支えてきた「平成仮面ライダーシリーズ」のヒロインたち。それを演じた俳優たちは、時に物語を牽引するほど力強い存在感を発揮し、印象に残る演技を残しています。また、ヒロインの持つ美しさや可愛らしさ、笑顔は、戦いの物語の中で多くの人の心を掴んだことがアンケートの結果からもうかがえました。
若手俳優の登竜門とも呼ばれる「仮面ライダーシリーズ」。それはヒロインたちも例外ではなく、キャリアのスタート地点となった例も散見されます。現在放送中の「令和仮面ライダーシリーズ」でも注目のヒロインがたくさん誕生しているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
調査時期:2024年9月30日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計240人
調査方法:インターネットログイン式アンケート