京都丹後鉄道を運行するWILLER TRAINSは28日、宮津線の開業100周年を記念し、国鉄時代に丹鉄線内を走行していた「キロ28」をイメージしたというリバイバル列車「みやづ号」を2月1日から運行すると発表した。
「キロ28」は国鉄時代、京都駅から福知山・網野・城崎方面などを結ぶ急行「丹後」に使用されたグリーン車で、1996年まで運行されたとのこと。現在、京都丹後鉄道で運行しているKTR700形・KTR800形の車体側面デザインは「キロ28」をモデルとしている。
リバイバル列車「みやづ号」はKTR700形1両を使用。ボディーカラーは「キロ28」と同じく温かみのあるオレンジ色とクリーム色、グリーンのラインで再現する。往年の鉄道ファンや地域住民には、昭和の鉄道情景を思い起こす懐かしさを感じ、初めて見る人には新鮮ながらどこか懐かしいデザインになっているという。2月1日から西舞鶴~豊岡間で運行される。
運行開始に合わせ、「『みやづ号』運行開始記念企画きっぷ」を2月1日から4,000枚限定で販売。丹鉄線内の普通・快速列車が有効期間内の1日限り乗り放題、有効期間は発行日から1カ月とされた。販売額は大人2,000円・小児1,000円。特典として、「みやづ号」限定缶バッジ2個が付属する。京都丹後鉄道の福知山駅、西舞鶴駅、宮津駅、天橋立駅、豊岡駅で発売される。