音楽ユニットのスキマスイッチがMCを務め、きょう1日(16:05~)に放送される東海テレビ・フジテレビ系特番『アスリートの魔曲 あの勝利にはあの音楽があった』。アスリートたちのパフォーマンスに大きな影響を与える音楽を“魔曲”と命名し、様々なスポーツで語り継がれる“魔曲”の秘密を探っていく番組だ。

東海ローカルで放送された第1弾に続く今回は、全国放送。スタジオゲストに登場するメジャーリーガーの“マエケン”こと前田健太投手も、自身にとっての“魔曲”についてトークしている。収録後に番組の感想のほか、今年を振り返っての心境を語ってもらった。

  • 前田健太投手

    前田健太投手

他の競技のアスリートの“魔曲”に興味

この番組には、藤波朱理選手(レスリング)、宮脇花綸選手(フェンシング)、橋本大輝選手・谷川航選手(体操)というパリ五輪のメダリストに、サッカー元日本代表の中村憲剛氏も出演。収録を終えた前田投手は「普段あまり関わりを持つことのない他の競技の方とご一緒できて、お話もできたのですごく楽しかったです」と感想を語る。

野球選手の“魔曲”は登場曲が球場で流れるため、いわば公開情報だが、「他の競技の方が試合前に聴いている曲はなかなか分からないので、それを知ることができてすごく面白かったです」と興味深く耳を傾けたそうだ。

「自分も頑張らなきゃいけないという気持ちに」

デトロイト・タイガースで迎えた今シーズンは、29試合に登板し3勝7敗という成績。「自分では満足行くシーズンではなかったが、来年に向けて課題は見つかったのでオフシーズンも含め高いレベルでトレーニングを続けていきたい」と振り返りながら、今回の収録では、「メダルを獲ったオリンピック選手の皆さんや、サッカーで見ていた中村さんといういろんなステージの人たちと関わったことで、来年は自分もより一層頑張らないといけないなと思いました」と、刺激を受ける機会にもなった。

ドジャースが優勝したワールドシリーズの中継でゲスト解説も担当した前田投手。大谷翔平選手や山本由伸選手の活躍を目にして、「同じ日本人として誇りに思います」と感じると同時に、「自分も頑張らなきゃいけないという気持ちに改めてなったので、すごく刺激をもらいました」という。

メジャーリーグでの日本人対決が増えている中で、「日本のファンの方に楽しんでもらえるような対戦ができればいいなと思いますし、注目してもらえるように頑張りたいと思います」と意欲を示した。

日本のファンの人が喜んでもらえるような投球を

気になる来シーズンは、一部で日本球界復帰の可能性も報じられていたことについて、「話題にしてもらえることはありがたいのですが、まだタイガースとの契約が残っているので、来年日本へ戻ることはないと思います」と否定。

来シーズンは37歳という年齢で挑むことになるが、「200勝という大きな目標があるので、それに向かってまず頑張りたいと思います(今シーズン終了時点で日米通算165勝)。年齢のことはあまり気にせず、自分ができるところまで一生懸命やっていきたいですね」と意気込む。

一方で、日本球界への復帰にも意欲。「最後はまた日本のファンに見てもらいたいと思っているので、そのためにもしっかり良い成績を残せる状態で、日本のファンの人が喜んでもらえるような投球を続けていきたいです」と力を込めた。

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