「2024 スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式が27日、都内で行われ、ヤクルトの長岡秀樹、ロッテの小川龍成、上原浩治氏が登壇した。
最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手へ
レギュラーシーズンを通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手(セ・パ両リーグ各1選手)に贈られる同賞。今年は、7月28日に神宮球場で行われた対広島 14回戦、3対4の1点ビハインドで迎えた9回裏、二死二、三塁の場面で、左中間へ起死回生の逆転サヨナラ2点適時二塁打を放った長岡と、7月30日にZOZO マリンスタジアムで行われた対西武 12回戦、6対6の同点で迎えた9回裏、二死満塁の場面で、三塁へ意表を突くセーフティバントを敢行し、見事なサヨナラ適時内野安打を決めた小川が受賞した。
長岡秀樹、打席に入るときに考えていたことは?
同賞受賞に対し、長岡は「投票してくださったファンの皆様に、心より感謝したいと思います」と謝意。「これからもこの賞を獲得できるように、来年も頑張りたいと思います」と気持ちを新たにした。また、該当のサヨナラ打を放った試合後のチームの雰囲気を聞かれると、「ヤクルトはクラブハウスに大きなスピーカーがあるんですけど、試合に勝ったときは青木(宣親)さんがクラブみたいな音楽を流して、盛り上げてくれる」と明かしつつ、「サヨナラ打を打ったときは、いつもより音が大きく聞こえました」と振り返った。
さらに、サヨナラの場面で打席が回ってきたときの心境については、「前の打者だった中村(悠平)さんに『頼むから決めてくれ……』と思っていたんですけど、三振してしまったので、ここで僕が打ち取られても中村さんのせいにしようと思いながら、打席に入りました(笑)」と打ち明け、笑いを誘っていた。
なお、表彰式には、長岡秀樹、小川龍成、上原浩治氏のほか、榊󠄀原定征氏(日本プロフェッショナル野球組織 コミッショナー)、米倉英一氏(スカパーJSAT 株式会社 代表取締役 執行役員社長)が登壇し、鈴木健アナウンサーと袴田彩会アナウンサーが進行を務めた。