JR西日本は27日、山陽新幹線と『ONE PIECE(ワンピース)』のプロジェクトを始動し、2025年春から「ONE PIECE 新幹線」を運行すると発表した。尾田栄一郎氏原作『ONE PIECE』の世界観を表現したオリジナルデザインの新幹線3編成が順次登場し、新大阪~博多間で運行される。

  • 「ONE PIECE 新幹線」第1編成「せとうちブルー号」デザインイメージ

山陽新幹線は2025年3月10日に全線開業50周年を迎える。大阪駅エリアの開発が進み、2025年4月から大阪・関西万博が開催されるなど、ますますにぎやかになる関西を発着地として、山陽新幹線を通じた「新たな乗車体験」「沿線地域の魅力」を楽しんでもらうことをめざし、新たに『ONE PIECE』とのプロジェクトを始動。プロジェクトコンセプトは「いざ、『偉大なる線路(グランドレイル)』へ! ONE PIECEの仲間と一緒に、冒険の旅に出かけよう」とのこと。

プロジェクトの一環で運行する「ONE PIECE 新幹線」は、8両編成の700系(計3編成)を使用し、『ONE PIECE』の世界観を表現したオリジナルの車両デザインを施す。2025年春に登場する第1編成「せとうちブルー号」は、描き下ろしのイラストを使用し、ルフィを先頭に「麦わらの一味」を中心とした多くの『ONE PIECE』キャラクターが集合。「せとうちへの旅」をテーマに、海をイメージしたブルーのデザインとする。

  • 「ONE PIECE × 山陽新幹線」プロジェクトロゴ

  • 「ONE PIECE × 山陽新幹線」キービジュアル

第2・第3編成も順次登場予定とされ、それぞれ異なるオリジナルデザインを外装・内装に施す。内外装のデザイン変更だけでなく、駅空間を活用したコンテンツやオリジナルグッズ発売、デジタルコンテンツも提供。山陽新幹線の旅と『ONE PIECE』の世界をリンクさせた各種企画の展開も予定しており、詳細はスペシャルサイトで順次発表される。「ONE PIECE × 山陽新幹線」のプロジェクトロゴマークとキービジュアルも制作された。