フジテレビ系ドラマ『嘘解きレトリック』(毎週月曜21:00~)の第6話が11日に放送され、SNSでは、左右馬(鈴鹿央士)の鹿乃子(松本穂香)への優しさに反響が相次いだ。

  • 松本穂香(左)と鈴鹿央士

やたら鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵・祝左右馬(鈴鹿)と、ウソを聞き分ける奇妙な能力者・浦部鹿乃子(松本)の異色コンビが、難事件を解決していく同ドラマ。第6話は、藤島千代(片山友希)が鹿乃子を連れて“少女探偵団”を結成したが、鹿乃子は自分のウソを聞き分ける能力から、利市(橋本淳)をひったくり犯と決めつけていたことに、強く後悔した。

幼少期からこの能力で人を傷つけていたことを思い出し、一人佇んでいたところにやってきた左右馬に、「私、探偵助手をやめます。今日、真実を見誤って人を傷つけるところでした。ウソが分かるからこそ、見えないものがあるんです。この力を、仕事になんかしちゃいけないんです」と申し出た鹿乃子。

すると「君は僕んとこ以外で働いたほうがいいのかもね」と、鹿乃子にあえてウソをついて立ち去った左右馬。鹿乃子は「先生は一度も私の力を否定しなかったのに、ウソをつかせた。私、先生を傷つけた…」と、左右馬を追いかけて思わず腕をつかんでいた。

左右馬は「ほらね。人を傷つけるのがそんなにつらい人が、傷つく人を放っておけるはずないよ」とすべてお見通しで、「ウソが分かる君に見えないものがあるんなら、ウソが分からない僕にはそれが見えるんじゃない? だから一緒にいればいいんだよ」と言葉をかけ、2人の絆はさらに深まった。

このシーンに、X(Twitter)では「先生優しすぎる」「鈴鹿央士の祝左右馬にキュンが止まらない」「鹿乃子ちゃん…祝先生に巡り逢えて本当に良かったね」といったコメントが寄せられている。

第6話は、TVerとFODで見逃し配信。FODでは全話配信されている。

【編集部MEMO】
『嘘解きレトリック』第7話あらすじ
祝左右馬(鈴鹿央士)と浦部鹿乃子(松本穂香)がお食事処「くら田」で昼ご飯を食べていると、疲れた顔をした端崎馨(味方良介)が来る。一昨日、三十三番街で発生した強盗殺人事件を担当する端崎だが、その捜査が難航していたのだ。話を聞いていた倉田達造(大倉孝二)が三十三番街の裏には“幽霊屋敷”があるのではないかと反応する。その屋敷では10年前に住んでいた足立画伯が妻を殺害して行方不明。殺害された妻の幽霊が出るといううわさがあった。
そんな時、ヨシ江(磯山さやか)が病院にショールを忘れたことに気づく。鹿乃子は「いつもタダでご飯を食べさせてもらっているので」と病院に取りに行くことを申し出た。それを聞いた達造が夕食にサービスの食材を追加すると言うと、左右馬も同行する。
左右馬と鹿乃子が病院でショールを受け取ると、なにやら病室が騒がしい。病室では「カフェーローズ」で働く女給のリリー(村川絵梨)が男を厳しく問い詰めていた。リリーが問い詰めていたのはカフェーの常連客・桐野貫二(黒羽麻璃央)。一昨日の夜、リリーと貫二は映画を見る約束をしていたが、貫二が時間になっても現れず、約束をすっぽかしていた。貫二は映画館に向かっている途中、三十番街の“幽霊屋敷”で女の幽霊を見て、驚いた拍子に転んで骨折し、そのまま入院しているという。
一方、映画館で貫二を待っていたリリーは、貫二と一夜を共にしたという女性(坂東希)に声をかけられていた。その女性が貫二を探しているということで、リリーは約束を破った浮気者と腹を立てていたのだ。鹿乃子は貫二の言葉にウソがないことが分かると、左右馬に合図。その夜、左右馬たちは“幽霊屋敷”へ向かう。

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