岡田監督の”後任”は…?阪神の次期監督候補に挙がる大物6人。タイガースを…

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 2024年は球団史上初の連覇を目指したが、惜しくもセ・リーグ2位でレギュラーシーズンを終えた阪神タイガース。そんな中、岡田彰布監督が契約満了による退任を発表した。次は誰が率いるのか。後任候補の人選に注目が集まっている。今回は、阪神の次期監督候補とされる大物をピックアップする。

 

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藤川球児

・投打:右投左打
・身長/体重:185cm/90kg
・生年月日:1980年7月21日
・経歴:高知商
・ドラフト:1998年ドラフト1位
 
 次期監督の最有力候補に名前が挙がっているのが、2021年より阪神タイガースのスペシャルアシスタント(SA)を務めている藤川球児だ。
 
 藤川は、1998年ドラフト1位で阪神に入団。2005年には勝ちパターンの一翼を担い、80試合登板、7勝1敗46ホールド、防御率1.36の活躍。同年は岡田彰布監督の下、リーグ優勝に貢献した。
 

 
 その後は守護神を任され、2007年、2011年には最多セーブのタイトルを獲得。2012年オフに海外FA権を行使し、メジャーリーグに挑戦。3球団に渡ってプレーした。
 
 2015年からは日本に帰国し、四国アイランドリーグplus・高知ファイティングドッグスでのプレーを経て、2016年に阪神へ復帰。
 
 復帰後は、中継ぎ陣の一角として躍動し、2017年から3年連続で50試合登板をクリアした。
 
 2019年は56試合登板、4勝1敗16セーブ23ホールド、防御率1.77の好成績を収めたが、翌2020年は思うような結果を残せず。同年限りでの引退を表明した。
 
 引退後の2021年から阪神のSAに就任し、球団運営に携わる傍ら、解説者として知見を深めてきた。現役時代にはリーグ優勝を経験し、強い阪神を知る存在だけに、その手腕にも注目が集まる。






鳥谷敬

・投打:右投左打
・身長/体重:180cm/79kg
・生年月日:1981年6月26日
・経歴:聖望学園高 - 早稲田大
・ドラフト:2003年ドラフト自由枠
 
 現役時代には、長らく阪神タイガースの正遊撃手を担った鳥谷敬。阪神の監督待望論も多く挙がっている人物だ。
 
 早稲田大から2003年ドラフト自由枠で阪神タイガースに入団すると、ルーキーイヤーから101試合に出場。翌2005年には正遊撃手を奪取し、打率.278、9本塁打、52打点の好成績を収め、リーグ優勝に貢献した。
 

 
 同年から不動の遊撃手として13年連続で全試合出場を達成。2011年には最高出塁率(.395)のタイトルを獲得し、ベストナイン6回、ゴールデングラブ賞5回と圧倒的な実績を誇った。
 
 しかし、2018年以降は成績を落とし、翌2019年オフにまさかの戦力外通告を受けて退団となった。
 
 2020年から2年間、千葉ロッテマリーンズでプレーし、2021年限りで現役引退を表明。
 
 引退後は社会人野球の名門・パナソニックでコーチを務めているが、NPB球団での指導歴はない状況だ。
 
 それでも、現役時代はスター選手として活躍し、人気を集めただけに、再び縦縞のユニフォームに袖を通す姿が待ち望まれている。






今岡真訪

・投打:右投右打
・身長/体重:185cm/83kg
・生年月日:1974年9月11日
・経歴:PL学園高 - 東洋大
・ドラフト:1996年ドラフト1位
 
 9年間の指導者経験を持ち、昨季から阪神タイガースの一軍打撃コーチを務めている今岡真訪(旧登録名:今岡誠)。次期監督に推す声も多い。
 
 1996年ドラフト1位で阪神タイガースに入団すると、プロ2年目の1998年にレギュラー定着。2003年には打率.340、12本塁打、72打点の好成績で首位打者に輝き、リーグ優勝に貢献した。
 

 
 さらに2005年は打率.279、29本塁打、147打点と傑出した数字を残し、打点王を戴冠。同年もチームはリーグ優勝を果たし、現役時代には2度のリーグ優勝を経験した。
 
 その後は故障もあって低迷し、最後は千葉ロッテマリーンズで現役を引退した。
 
 引退後は解説者を経て、阪神の二軍コーチ、ロッテの二軍監督、一軍ヘッドコーチを歴任した。
 
 岡田彰布監督が就任した2023年からは、再び阪神の一軍打撃コーチに就任。指導者実績も豊富なだけに、“岡田イズム”を継承できる存在となるだろう。







平田勝男

・投打:右投右打
・身長/体重:177cm/77kg
・生年月日:1959年7月31日
・経歴:長崎・海星高 - 明治大
・ドラフト:1981年ドラフト2位
 
 現在、岡田彰布監督の右腕として一軍ヘッドコーチを務めている平田勝男。長らく阪神タイガースでコーチを担っており、最もチームを知る存在と言っても過言ではないだろう。
 
 1981年ドラフト2位で阪神タイガースに入団すると、プロ2年目の1983年に正遊撃手に定着。
 

 
 1985年には125試合出場、打率.261、7本塁打、53打点の活躍でリーグ優勝、日本一に大きく貢献した。守備の名手としてゴールデングラブ賞を4度獲得するなど、攻守でチームを支えた。
 
 1994年に現役を引退すると、1997年から阪神のコーチに就任。第一次岡田政権ではヘッドコーチを務め、2005年にはリーグ優勝を経験した。
 
 その後は二軍監督など、様々な役職を歴任。昨季は一軍ヘッドコーチとしてリーグ優勝、日本一に導くなど、多くの功績を残してきた。
 
 チームの現状をよく知る存在だけに、一軍監督就任も一つの選択肢になるだろう。







矢野燿大

・投打:右投右打
・身長/体重:181cm/81kg
・生年月日:1968年12月6日
・経歴:桜宮高 - 東北福祉大
・ドラフト:1990年ドラフト2位
 
 指揮官として4年連続でチームをAクラスに導いた実績を持つ矢野燿大。前一軍監督の再登板もあり得るだろうか。
 
 1990年ドラフト2位で中日ドラゴンズに入団。中日では思うような活躍ができなかったが、1997年オフに阪神タイガースにトレード移籍すると、出場機会が増加。
 

 
 2003年には正捕手として126試合に出場し、打率.328、14本塁打、79打点の好成績を残し、リーグ優勝に貢献した。その後も扇の要を担い、攻守に渡ってチームを牽引した。
 
 2010年限りで現役を退くと、2016年に阪神の一軍作戦兼バッテリーコーチに就任。2018年は二軍監督を務め、翌2019年には一軍監督に抜擢された。
 
 監督初年度から4年連続でAクラス入り。特に2022年は、開幕9連敗とスタートダッシュに失敗しながらも、チームを立て直して3位でシーズンを終えた。
 
 同年限りで退任となったが、若手育成など監督としての手腕は高く評価されていることから、再び一軍監督の就任が要請される可能性も、否定はできないだろう。






和田豊

・投打:右投右打
・身長/体重:174cm/72kg
・生年月日:1962年9月2日
・経歴:我孫子高 - 日本大
・ドラフト:1984年ドラフト3位
 
 2012年から2015年までの4シーズンにわたり、阪神タイガースの一軍監督を務めた和田豊。2023年から二軍監督を務めており、再登板の可能性もゼロではないだろう。
 
 1984年ドラフト3位で阪神に入団すると、1992年にはベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞。
 

 
 1994年には全130試合出場、打率.318、2本塁打、43打点の好成績を残すなど、遊撃・二塁のレギュラーとしてチームを牽引した。
 
 2001年限りで現役を引退すると、翌2002年からコーチに就任。2012年から一軍の指揮を執り、監督就任初年度は5位に終わったが、その後の3年間はAクラス入り。
 
 特に2014年は2位からクライマックスシリーズを制し、日本シリーズに進出するなど短期決戦で強さを見せた。
 
 監督退任後は、球団本部付テクニカルアドバイザーなどの役職を得ていたが、昨季から二軍監督として現場復帰。一軍監督としても実績があり、チームを理解する存在だけに、有力な候補となるだろう。



 


 

 
【了】