元プロ野球選手で野球解説者の山崎武司(※崎はたつさき)氏が9日、YouTubeチャンネル『【東海テレビ公式】ドラHOTpress』で公開された動画「山本昌&山崎武司 プロ野球 やまやま話『新外国人選手の活躍度チェック』」に出演。中日のジェイソン・ボスラーについて語った。

山崎武司氏

山本昌氏と山崎武司氏がボスラーについて語る

山本昌氏が「ボスラーはどうですか?」と尋ねると、山崎氏は「そんなに悪くはないんですけども」とフォローしつつ、「やはり出だしでこけちゃったんで。彼も焦りもあるし」「自分が置かれる立場では、ホームランを打たなきゃいけない。マイナリーグでも3割30本打ってきたバッターなんで、期待度も大きいっていうことで、少しプレッシャーかかってんのかなって」と心中を推測。

続けて、「まあ、なんて言ったって左ピッチャー、まったく打てない」「これもう、ものの見事に打てないですよね」と左投手への弱さを指摘すると、山本氏も「左の時はもうスタメンを必ず外されてるんで、右ピッチャーの時に4番入ったり、5番入ったりってのはあるわけですけど、外のスライダーがからきしって感じ」と、厳しい評価をくだした。

また、山崎氏は「力はあるんですよね、体大きくないですけど」と話しつつ、「いかんせん、コースの際どいとこの見極めっていうのが(できない)。特に左ピッチャーのスライダーの見極めができないなっていう印象」と補足。その上で、「4番に右で入って、左で外されるっていうのは、もう4番を打つ資格は僕はないと思うんで」と持論を述べていた。

【編集部MEMO】
中日ドラゴンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスなどで通算27年間にわたり活躍した山崎武司氏。通算403本塁打を誇るホームランバッターで、本塁打王に2回(1996年・2007年)輝いている。また、史上3人目のセ・パ両リーグでの本塁打王の達成者でもある。