フジテレビの宮司愛海アナウンサーが21日、オーディオストリーミングサービス・Spotifyで、ポッドキャスト番組『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』に出演。アナウンサーとしての苦悩を明かした。
“キャパオーバーの仕事”に「ぶち当たった」
オープニングトークで、「久々にどんよりしてる」「ちょっとブルーなんですよ」と打ち明けた宮司アナ。「自分のキャパシティをオーバーするような仕事にぶち当たって。それをどう乗り越えればいいかわかんないみたいな。すごく責任が重い仕事が続いてる」と現在の状況を説明し、「若いころは当たって砕けろじゃないけど、それで乗り越えられるところもあると思うんですけど……。10年目になって、いろんな経験も積み重ねてるし、周りからも“一人前ですよね?”っていう見方をされる。そういうのも手伝って、久々になんか居心地悪い」と吐露した。
周囲からの期待にプレッシャーを感じている様子の宮司アナは、「自分にとって次につながるであろう大事な仕事」だと理解しつつも、「いろんな経験を積んで、いろんな選択肢が増える。自分の引き出しが増えてきたからこそ、あれもこれもやんなきゃ! って追い詰められちゃって……」と心境を告白。さらに、「アナウンサーという仕事の特性上、いいところも悪いところも人の目に触れてしまうので。生半可な気持ちで、まあ、いっか~とはなれない苦しみがある」と話し、「たまたま上手くいかなかった瞬間だけを見て、“あの人って仕事できないんだな”って思われたり。ダメな人なんだと思われるリスクがある。ホントに耐えられない(笑)」と苦笑しながらこぼした。
「こういう仕事を選んでるのは自分」だとしながら、アナウンサーとしての苦悩を明かした宮司アナ。近年は、テレビで失言やミスをすると、ネット上で拡散されてしまうため、「生きづらくて仕方ないですよ。今、テレビに出ることはリスクでしかないと思う」と正直な思いをぶっちゃける場面も。最後は、「生活のために家族のために、やりたくないけど頑張らなきゃいけないっていう人はいっぱいいると思うから。そういう人たちが、“頑張ってるね!”って評価される世界になってほしい」と語り、「みんな、ミスなく仕事して当たり前みたいな感じで生きてるから。ミスなくできるって、すごいから! お互いに褒め合っていったほうがいいですよ。私も褒められたいし(笑)」と呼びかけていた。
【編集部MEMO】
2023年11月にスタートした『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』は、フジテレビアナウンサー・宮司愛海がパーソナリティを務めるSpotifyオリジナルポッドキャスト番組(毎週土曜9時配信)。宮司アナは番組開始前、「入社9年目、会社員として働く毎日で感じたこと、思ったことを話します。アナウンサーとしての私、32歳の等身大の私。背伸びせずありのままの気持ちを言葉で表現したいと思っています。基本的には“ひとりごと”のつもりですが、時々素敵なゲストの方をお迎えしていくつもりです」とコメントを寄せ、「リスナーの皆さまからのメッセージや叱咤(しった)激励も織り交ぜながら、素敵な番組を作っていきたいと思っています!」と意気込んでいた。