映画『スオミの話をしよう』(公開中)の公開初日舞台挨拶が都内で行われ、長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李、瀬戸康史、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎、戸塚純貴、宮澤エマ、三谷幸喜監督が登場した。

  • 長澤まさみ

同作は、三谷監督が脚本・演出を務める、長澤主演のオリジナル作。大富豪の妻・スオミ(長澤)が失踪し、彼女の前の夫たち4人が集合する。大富豪も含めた5人の男たちは、それぞれが接していたスオミの姿を語り、どれだけ彼女を愛していたかマウントを取り合っていく。

映画『スオミの話をしよう』公開初日舞台挨拶に長澤まさみら登場

主演の長澤と初共演だという遠藤だが、「憲一」と呼び捨てにしてほしいと頼んだことが話題に。遠藤は「頼みました。憲一と呼ばれて、芝居では怒鳴られて、幸せでした」としみじみとする。

一方の長澤は遠藤との共演について「本当に楽しかったですね。ちょっと似たところがあって、“緊張しい”とか、自信がないところとか。 なので、私が一生懸命芝居をしてる三谷さんのいろんな注文を聞いている中でも、ずっと優しい。濡れた子犬みたいな目で、目をうるうるして、『わかるよ、一緒だよ。 まさみちゃんもそうなんだ』ってずっと言ってくるんです」と振り返る。

「妄想じゃない!?」とツッコみつつ、「まあね、そんな感じだったね」と認める遠藤。長澤は「本当に、わかってくれるというのがすごく安心感になって、遠藤さんとはとてもいい友情関係を築くことができた気がします」と感謝。遠藤は「“緊張しい”で人見知りとか、全然思えなかったんで、本当にびっくりして。自分はそういうとこあるので、他人に感じなくなったというのはありましたね」と関係について語った。

三谷監督も「本当に仲良しで、僕らみんな、もう10年ぐらい 知り合いかと思ってましたけど、初めて会ったんでしょ?」と驚いていた様子。遠藤は「会ったことはあります。『真田丸』の打ち上げの時に1次会でちょっと話しましたけど、共演は初めて。生まれて初めて」と表し、長澤は「生まれて初めて」という表現がツボにハマっていたようだった。