元モーニング娘。でタレントの藤本美貴が6日、公式YouTubeチャンネル『ハロー!ミキティ/藤本美貴』を更新。“燃え尽き症候群”に悩んでいる相談者へアドバイスを送った。

子供が生まれる前は「毎日がキラキラしていた」

藤本美貴

この日の“人生相談”では、2人の子供を育てる30代女性のお悩みを紹介。「学生の頃に人生設計をして、夢の職業に就き、何歳までに結婚するなど、すべて実現させた」というが、「学生のころに思い描いていたことがすべて叶い、今では燃え尽き症候群のようになってしまった」と吐露。「子供が生まれる前は、仕事を頑張って恋愛もして、毎日がキラキラしていた」と回顧しながら、「育児で怒涛の毎日に疲れてしまった。キラキラしている人を見るたびに嫉妬のような気持ちになる」と打ち明けた。

藤本は、「燃え尽きすぎ(笑)」とバッサリ返し、「学生のころに描いた夢を叶えてきたことはいいことだけど、まだまだここからのほうが人生長い」と指摘。「今度は子供の夢を叶えてあげる側になるだろうし。何年に一回は旅行に行きたいなとか、そういう楽しみを見つけたらいい」とアドバイスしつつ、「私はホントに毎日怒涛だけど、一人のときより今のほうが生きてる! って感じはするよ。生きるって大変……って思いながらも、生きてる! って思う。すっごい疲れてるから、毎日(笑)」とポジティブに笑った。

また、藤本は、アイドルの夢を叶えたあと“燃え尽き症候群”にならなかったか? と問われると、「全然ならない」と答え、「やりたいことは基本的に叶えてきたけど、やりたいことなんて永遠にあるから。やりたいことだらけ」とキッパリ。「ちょっといい肉食べたいとか。身近なことのちょっと贅沢みたいなのを目標にするといい。それを積み重ねてると、自分もいい方向に行くと思う」と自身の考えを伝え、「もっとキラキラしていい女だったのに……みたいな感じだから。それこそ、ネイルに行くとかもテンション上がるだろうし。自分磨きに時間とお金を使えるように、まず行動してみるのもいいかもしれない」と相談者に助言した。

大きな目標ではなく、小さな目標を積み重ねることが大事だと伝えた藤本。最後は、「学生時代の人生設計をいつまで引きずってるんだって話じゃん。学生のころの人生設計一つ持って生きてるのもつらくない?」と語りかけ、「学生のころの自分と今の自分は、まったく別人と言っていいほど違う。だから、新たな人生設計をここから。自分の人生ここから死ぬまで、どうしたいかってことじゃない?」と熱弁。続けて、「どうやって死にたいか? から考えてもいい。老人ホームに入りたいのか、家族に看取ってもらいたいのか。逆算で考えてもいいよね」と話し、「(人生設計は)常に考えたほうがいい」と力説していた。

視聴者からは、「生きるの大変=生きてるって感じがする、同感です!!」「ミキティほんとに的確すぎ」「潔いアドバイスばかりで聞いてて気持ちいい」「いつもありがとう」「ミキティのマインド好き!」など、称賛の声が上がっている。

【編集部MEMO】
藤本美貴が「新しい自分を発掘」すべく、色々なヒト・モノ・コトと出会い、好きなことを見つけ、やりたいことをやっていく様子を届ける目的で、2019年10月に開設したYouTube公式チャンネル『ハロー!ミキティ/藤本美貴』。4年前のブログでは、「17歳から芸能生活をしてきてありがたい事に守られた環境だったからこそ本当に知らないことや、やった事が沢山あったり…これから色んなYouTubeを通して経験して34歳から新しい藤本美貴を発掘できればいいなと思っています」と意気込みをつづっていた。最近は、視聴者の悩みに答える「ミキティ人生相談」のほか、夫・庄司智春(品川庄司)とのプライベート映像も人気を集めている。