WOWOWは、松坂桃李の原案を松坂主演で3人の監督が映像化した3作品を特集するスペシャル番組『月刊 松坂桃李』(全3回 10月20日21:00~、11月27日21:00~、12月15日21:00~ WOWOWプライム/WOWOWオンデマンド)を3カ月連続で放送・配信する。

  • WOWOWで10月から放送・配信する『月刊 松坂桃李』

松坂桃李が長年温めてきた原案をもとに、松居大悟、沖田修一、齊藤工の3人の監督を迎え、主演・松坂桃李で3作品を映像化。10月号で特集する松居大悟監督『横★須★賀 探偵事務所』、11月号で特集する沖田修一監督『ダンディ・ボーイ。』、12月号で特集する齊藤工監督『何もきこえない。』。それぞれ、探偵役・龍哉、漫画家を目指す青年役・吉男、AI役・Ho-1と上記すべての作品で松坂桃李が主演を務めている。

松坂が持つ、世の中にはあまり知られていない趣味の1つが、架空の映画を妄想してメージを膨らませるというもの。そんな松坂が長年温めてきた原案を、3人の映画監督が映像化するという夢の企画が実現した。

『月刊 松坂桃李』では、本編映像に加え、メイキングやインタビューなども盛り込まれ、各作品の裏側まで紹介。松坂の妄想から生まれた3作品を各監督が松坂、今後発表される共演陣とともにどのように描き出すのか注目したい。

『月刊 松坂桃李』ストーリー

【10月号 松居大悟監督『横★須★賀 探偵事務所』特集】

横須賀にある探偵事務所。便利屋のような仕事が多く、探偵・龍哉(松坂桃李)は愚痴っている。しかしアルバイト助手の女子高校生・さやは、この事務所にはその程度の仕事がいいところと感じている。そんな中、甲本という客が訪れ、ある男を捜してほしいと言う……

【11月号 沖田修一監督『ダンディ・ボーイ。』特集】

大学生の吉男(松坂桃李)は、彼女・ちはると楽しい大学生活を送っていた。一念発起して漫画家を目指すことを決め、漫画を描き続ける日々。そんな中、組長の娘である少女と出会う。抗争に巻き込まれた彼女を救うため、吉男は自分が描くヒーロー漫画の主人公のように戦い始める。11月号では、ほっこりした撮影現場風景をたっぷり紹介し、さらに沖田修一バージョンのダンディ・ボーイがさっそうと現われる。

【12月号齊藤工監督『何もきこえない。』特集】

核エネルギーの事故により、人類が激減した2065年。AIのHo-1(松坂桃李)は人間の女性サツキのもとで暮らしていた。AIに人間が支配されると考え破壊活動を行なうアキラは、サツキをターゲットに定める。無残な姿になった彼女を見て、感情が無かったはずのHo-1はアキラを追い詰める。

■松坂桃李 コメント

本日解禁となりました『月刊 松坂桃李』。知っている方もいるかもしれませんが、数年前まで雑誌『+act』の連載で「妄想・松坂桃李」というページがありました。僕の妄想を映画のフライヤー風に作り、実在する作品かのように紹介する、という趣旨で、10年ほど続いていました。WOWOWのプロデューサーさんから「この中の何本か本当に撮りませんか?」とオファーがあった時は本当にビックリしました。こんなふざけた企画に監督や各部署のスタッフ、そもそもキャストが集まってくれるのだろうか。とても心配でした。そんな僕の心配に反して、まさかの素敵な方々が集まって下さり、想像をはるかに超える作品が出来上がりました。

今回、松居大悟さん・沖田修一さん・齊藤工さん、という個性豊かな3人の監督に撮っていただきました。松居監督は面識はなかったのですが、ご一緒してみたかった監督の1人です。ご自身が俳優もやっているからか、1つ1つのシーンに対する答えが役者目線からくる演出だったりもして。すごくわかりやすく、その言葉からくる情熱に感化され、僕自身もいろんなものを引き出してもらいました。本作を松居大悟監督に撮ってもらってよかったと、心から思っています。

沖田監督は一度、雑誌の対談でご一緒したことがあります。本作ならではの温もりや、主人公のダメさ加減からくるほっこり感やヒューマンな物語を具現化できるのは沖田監督しかいないと連載当時から思っていました。沖田監督にしか撮れないようなカットがたくさんあり、やはり間違いはありませんでした。

齊藤監督とは俳優として共演したことはありますが、監督として現場でご一緒するのは初めてで、監督の時の齊藤さんは物事を俯瞰で見ていて、常に冷静で新しいことをどんどん取り入れていく、新しいスタイルの監督だと実感する瞬間がたくさんありました。齊藤監督によって、僕の妄想は、よりアーティスティックな作品になったと思います。

それぞれの監督の色が濃く、鮮明に表されている3本の作品は、僕の妄想よりも想像力豊かな作品になっていますので、楽しみにしていて下さい。