JR東海とJR西日本は9日、2024年度の年末年始期間(2024年12月27日から2025年1月5日まで)も、東海道・山陽新幹線「のぞみ」を全席指定席として運行すると発表した。

  • 東海道・山陽新幹線「のぞみ」などに使用されるN700S

東海道・山陽新幹線は3大ピーク期のゴールデンウィーク期間、お盆期間、年末年始期間において、「のぞみ」を「全席指定席(自由席設定なし)」に。通常は自由席となっている1~3号車も指定席として運行している。

これまで実施した3大ピーク期では、「のぞみ」の自由席を指定席に切り替え、提供する普通車指定席を1列車あたり約3割増やしたことで、予約・着席数が増加するとともに、ホーム等で自由席車両に乗車するための待ち時間がなくなり、より快適な旅行を提供できたという。

これらを踏まえ、2024年度の年末年始期間も、2024年12月27日から2025年1月5日まで東海道・山陽新幹線(東京~博多間)を走るすべての「のぞみ」を「全席指定席」として運行することに。「のぞみ」以外の「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」は通常通り自由席を設定する。

なお、これまで通り東京~新大阪間で「のぞみ12本ダイヤ」を活用するとともに、東海道・山陽新幹線直通列車の増発等で多くの列車・座席を用意。「EXサービス」で最大1年前から指定席の予約も可能となっている。2025年度以降については、曜日配列とそれに伴う利用動向、実施した結果等を踏まえ、設定期間や利用方法を別途案内予定としている。