俳優の神木隆之介が主演を務める10月期のTBS系日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(毎週日曜21:00~)の主要キャストが18日に発表され、斎藤工、杉咲花、池田エライザ、清水尋也、土屋太鳳の出演が明らかになった。
本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の物語。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡き、同時に、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描く。
■神木隆之介演じる鉄平を取り巻く、端島で暮らす主要キャストが発表
主演の神木隆之介が演じる鉄平は、端島生まれで端島育ち、明るく真っ直ぐな性格。炭鉱員の家に生まれ、中学卒業後は長崎の高校・大学へと進学したが、大好きな端島のために働きたいという一心で帰郷。鷹羽鉱業の職員として働き始めるところから物語は始まる。
このたび、神木演じる鉄平を取り巻く端島で暮らす人々として、斎藤工、杉咲花、池田エライザ、清水尋也、土屋太鳳の出演が決定した。
斎藤工が演じるのは、炭鉱員として働く鉄平の兄・進平。鉄平の相談にも乗る頼もしい兄だが、妻が亡くなったことを認められず、帰りを待ち続けている。俳優業だけでなく、映像制作を積極的に行なっている斎藤は本作が初の日曜劇場出演となり、神木との共演は『刑事ゆがみ』(フジテレビ・2017)以来7年ぶりだ。神木と斎藤が生み出す絶妙な兄弟関係を丁寧に描いていく。
杉咲が演じるのは、銀座食堂の看板娘・朝子。炭鉱員や職員の家よりも貧しいが、しっかり者の姉として明るく健気に働いている。幼い頃から鉄平を好きだが想いを伝えられないでいる。これまで数多くのドラマに出演してきた杉咲だが、日曜劇場は今作が初出演。本作の監督・塚原あゆ子氏とプロデューサー・新井順子氏が手がけた『夜行観覧車』(2013)に出演しており、11年の時を経て再集結となる今作で魅せる新しい一面に期待が高まる。
池田は、どこからか逃げるように端島へやってきた謎の女性・リナを演じる。鉄平は、ミステリアスなリナに魅せられる。このリナの存在が幼馴染たちの関係性を変えていくことになる。俳優のみならず、アーティストや監督などマルチに活躍する池田はTBSのGP帯のドラマ出演及び、日曜劇場への出演は初となる。
清水は、鷹羽鉱業の幹部職員の息子・賢将を演じる。小学生の頃に父の転勤をきっかけに端島にやってきた。人当たりがよく抜け目のない雰囲気を持つが、温かな家庭で育った鉄平のことが羨ましく、時に劣等感を抱いている。清水も斎藤、杉咲、池田と同じく初の日曜劇場出演となり、杉咲とは映画『青くて痛くて脆い』(2020)、池田とは映画『貞子』(2019)、土屋とは『チア☆ダン』(2018)で共演しており、それぞれの再共演にも注目だ。
そして土屋は、鷹羽鉱業の職員の娘、百合子を演じる。一見自由奔放に生きているように見えるが、過去の出来事からコンプレックスを抱えている。幼馴染の朝子には意地悪なことを言って衝突することも。土屋は『下町ロケット』(2018)以来、6年ぶりの日曜劇場出演となる。
【編集部MEMO】
本作の脚本は野木亜紀子氏、監督は塚原あゆ子氏、プロデューサーは新井順子氏が担当。大きな話題を集めた『アンナチュラル』(2018)、『MIU404』(2020)を生み出したヒットメーカー3人が手掛ける初の日曜劇場となる。
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