南海電気鉄道は、難波~関西空港間の特急「ラピート」が9月4日に運行開始30周年を迎えることを記念し、記念特別入場券の発売、「ラピート」企画展、車体装飾といった30周年イベントや、座席ヘッドカバーのリニューアルなど実施すると発表した。

  • 特急「ラピート」運行開始30周年イベントのメインビジュアル

2024年は「ラピート」の運行開始30周年に加え、高野山世界遺産登録20周年、こうや花鉄道「天空」の運行開始15周年を迎える年であり、それぞれ節目の年を迎えることを記念して、オリジナル台紙付き「周年記念特別入場券」を8月20日に発売する。

「ラピート β」停車駅(難波駅、新今宮駅、天下茶屋駅、堺駅、岸和田駅、泉佐野駅、りんくうタウン駅、関西空港駅)と「天空」停車駅(橋本駅、学文路駅、九度山駅、極楽橋駅)、高野山駅の入場券各1枚とオリジナル台紙のセットで、販売額は1セット2,310円。2025年3月24日まで、同社27駅と南海電車グッズオンラインショップで販売される。

関西国際空港にて、「ラピート」をデザインした建築家の若林広幸氏による初期スケッチなど展示するラピート企画展「南海ラピート30th Anniv. RETRO&FUTURE展」も開催。9月25日から12月1日まで、入場料無料で実施する。

  • 1号車装飾イメージ

  • 6号車装飾イメージ

  • 「ラピートくんぬいぐるみ」運転台添乗イメージ

8月中旬から、「ラピート」運行開始30周年装飾も当面実施。「ラピート」2編成の1・6号車を対象に、「ラピート」運行開始30周年ステッカーを掲出する。「ラピートくんぬいぐるみ」も運転台に添乗するという。

運行開始30周年を記念して、座席ヘッドカバーデザインのリニューアルも実施。「ラピート」全編成(6編成36両)を対象に、8月下旬から順次変更を予定している。新しいヘッドカバーはロゴに加え、イラストも配置し、より「ラピート」らしさを表現した親しみの感じられるデザインとしている。

  • 現状のヘッドカバーデザイン(2024年7月時点)

  • 新しいヘッドカバーデザイン(スーパーシート)

  • 新しいヘッドカバーデザイン(レギュラーシート)

9月7日には、普段立ち入ることのできない関西国際空港制限区域内エリアを見学できる「特急ラピート・関西空港特別企画ツアー」を開催。通常プラン(大人・小児同額7,000円)の他に、空港の見学バスと帰りの「ラピート」に鉄道大好きタレントの斉藤雪乃さんが同乗するプラン(大人・小児同額9,800円)も用意している。8月5日10時から8月15日10時まで、南海電鉄の「ぶらりたび」にて申込みを受け付ける。