JR北海道とJR東日本は19日、夏の旅行シーズンに合わせ、北海道・東日本エリアの快速・普通列車が乗り放題となる「北海道&東日本パス」(夏季)を発売すると発表した。昨年まで発売していた「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」は設定されない。

  • 今夏も「北海道&東日本パス」を発売(写真はJR北海道の737系)

「北海道&東日本パス」ポスターイメージ

「北海道&東日本パス」はJR北海道・JR東日本の全線(JR東日本のBRTも含む)と、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道、北越急行の快速・普通列車(普通車自由席)が連続する7日間乗り放題となるきっぷ。特急列車等は原則として利用不可(「北海道&東日本パス」とは別に運賃・料金が必要)だが、特例として特急列車等の普通車自由席など利用できる区間がある。

奥羽本線の新青森~青森間は、特急列車等の普通車自由席に加え、全車指定席で運転される快速列車等の普通車の空席も利用可能。石勝線の新夕張~新得間、室蘭本線の室蘭~東室蘭間にも特例が適用され、特急列車の普通車指定席の空席を利用できる。

「北海道&東日本パス」で北海道新幹線を利用する場合、新青森~新函館北斗間の区間内で相互発着する場合に限り、特定特急券を別途購入することで立席(空いている席)で利用可能。なお、昨年まで発売された「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」(「北海道&東日本パス」との併用により、北海道新幹線を立席で利用できるほか、道内で運転される特急列車の普通車自由席が1日乗り放題)について、2024年の春季に続き夏季も設定なしとされた。

  • 特例として特急列車等の普通車自由席など利用できる区間

2024年夏季における「北海道&東日本パス」の発売期間は6月20日から9月24日まで、利用期間は7月1日から9月30日まで。有効期間は連続する7日間。発売額は大人1万1,330円・小児5,660円。JR北海道・JR東日本のおもな駅と指定席券売機、おもな旅行会社で発売される。