中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)が、きょう2日に放送。ゲストに溝端淳平、村上佳菜子が出演する。

  • 「ずんだれ」

福岡県福岡市にあるオモウマいラーメン屋は、豚骨スープの発祥地と言われる久留米ラーメンに分類され、「カタメン」「バリカタ」など、早ゆで・硬めの麺が主流の博多にあって、「ずんだれ」と呼ばれる、しっかりと茹でた柔らかめの麺を特徴としている。「伸びた麺じゃないんで食べてみてください」「麺は茹でるものだと思います」「ずんだれは僕の自慢」と、矢継ぎ早に繰り出される店主の熱いトークに説得され、初めて来店した客もほとんどが「ずんだれ」を注文する。

「ラーメン」(800円)は、元だれとラード、超濃厚豚骨スープを合わせたものに、天気、湿度、温度を確認しながら2分20~40秒ほど茹でた「ずんだれ」の麺、その上に自家製チャーシュー、細切りメンマ、国産のネギをトッピング。自家製のワンタン、玉子、チャーシュー、メンマ、ネギなどがトッピングされた「魁龍全部のせラーメン」(1,080円)も人気だ。さらに、店主が「デザートです」と紹介する、半玉が標準の裏メニュー「まかない油そば」(220円)は、元だれとラード、ねぎのみの濃厚な味でファンが多い。

普段は家系ラーメンでカタメを注文するという客は、「ふつう」「カタメ」「ずんだれ」とすべて味わった結果、「ずんだれっす。柔らかさの革命が起きました」とその衝撃の食感と美味しさを絶賛する。

カタメン文化の地である博多で創業して32年。店主のこだわりは細部にわたり、茹で方だけでなく、スープは豚の頭だけで取ったもので、32年間、古い骨と新しい骨を混ぜ合わせながら炊き続けている。チャーシューも、肩ロースの中でも部位が違う2種類をトッピングしているのがポイント。だが、伝統の味を守るには体力と手間が必要だ。スープ担当の従業員が全身を使って行うスープづくりをはじめ、「魂入れてるから」と語る、店主の芯の通ったラーメン哲学に迫る。

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