JR北海道が2024年3月16日に実施したダイヤ改正で、新千歳空港駅発着の「エアポート」が特別快速・快速・区間快速の3種別となった。3種別で通しの号数を採用する一方、列車番号については種別ごとに分けられているという。

  • 快速「エアポート」はダイヤ改正後、特別快速・快速・区間快速の3種別に

ダイヤ改正前の「エアポート」は2種別とされ、上下各2本(夜間の下り列車2本、朝の上り列車2本)を特別快速、他の列車を快速として運転していた。種別を問わず通しの号数とし、下り列車は「エアポート61号」(新千歳空港駅6時39分発)・「エアポート81号」(新千歳空港駅8時5分発)から「エアポート227号」(新千歳空港駅22時53分発)まで、上り列車は「エアポート50号」(手稲駅5時28分発・札幌駅5時50分発)・「エアポート60号」(札幌駅6時16分発)から「エアポート210号」(札幌駅21時0分発)まで運転された。

ダイヤ改正で新たに区間快速が加わって3種別となり、日中時間帯(9~16時)は1時間あたり特別快速1本・快速3本・区間快速2本の運転に。これら3種別はすべて「先発・先着」だという。改正後の時刻は「JR時刻表」「JTB時刻表」などの2024年3月号に掲載されたほか、各駅時刻表でも現行の時刻を確認できる。

下り列車は「エアポート11号」(快速、新千歳空港駅6時38分発)から始まり、朝の時間帯に新千歳空港駅を発車する普通列車に続き、「エアポート23号」(快速、新千歳空港駅8時5分発)を運転。以降の列車は連続した奇数の号数で運転されるが、「エアポート99号」(区間快速、新千歳空港駅14時39分発)の次は「エアポート111号」(特別快速、新千歳空港駅14時50分発)となる。その後は再び連続した奇数の号数に。最終列車は「エアポート195号」(特別快速、新千歳空港駅23時21分発)として運転される。

上り列車は「エアポート10号」(快速、手稲駅5時28分発・札幌駅5時50分発)から始まり、続いて「エアポート14号」(快速、札幌駅6時16分発)を運転。以降の列車は連続した偶数の号数で運転されるが、「エアポート98号」(快速、札幌駅13時49分発)の次は「エアポート110号」(快速、小樽駅13時17分発・札幌駅14時0分発)となる。その後は再び連続した偶数の号数に。最終列車は「エアポート186号」(快速、札幌駅21時0分発)として運転される。

なお、ダイヤ改正後の時刻を掲載した「JR時刻表」「JTB時刻表」の2024年3月号によると、列車番号は種別ごとに分けられ、快速は現行と同じ3000番代(下り列車は「3811M」から「3993M」まで。上り列車は「3810M」から「3986M」まで)、特別快速も現行と同じ4000番代(下り列車は「4841M」から「4995M」まで。上り列車は「4820M」から「4928M」まで)、新たな種別となる区間快速は5000番代(下り列車は「5839M」から「5927M」まで。上り列車は「5842M」から「5930M」まで)の番号が付与されているという。