「湯楽の⾥」「喜楽⾥」を⾸都圏(1都6県)で21店舗(横浜⻘葉店含め22店舗)展開するスパサンフジが、「喜楽里別邸(きらりべってい) 横浜青葉店」を3月20日にオープンした。3月15日に開催されたメディア向け内覧会に参加。館内の各施設を紹介する。

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    「喜楽里別邸 横浜青葉店」(神奈川県横浜市)

充実の飲食メニューで時間を忘れるくつろぎ空間

「喜楽里別邸 横浜青葉店」は、小学生以上を対象とした静かな環境で心地よいひとときを楽しめる日帰りの温浴施設。お風呂の他にオートロウリュウ機能が完備されたサウナやプルガマ&岩盤浴「温熱房」、ナノミストアトラクション「幻夢」、お食事処や各種リラクゼーション施設を完備する。

美しく健康な体づくりをテーマに1日ゆっくりとくつろげる施設として、和のテイストを内装のコンセプトとした館内で、建物は大きく3つの棟から構成されている。

受付とお食事処のある棟を進むと、すぐに岩盤浴棟と呼ばれる棟へ。2段ベッドや温まった身体を外気浴でリフレッシュできる温熱房テラスなども備え、コミックや雑誌が読み放題の平日500円の有料エリアで、シンボルツリーを配置したプレミアムな癒しの空間が広がっている。

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    岩盤浴棟

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    コミックや雑誌が読み放題の平日500円の有料エリア

岩盤浴は富士山麓溶岩を使った「火釜(プルガマ)」を加熱することで室内を温める仕組み。毎時30分、1時間に1回のロウリュウが行われ、室内中央に設置したブルガマからの距離で体感温度を変えられる。プルガマの丈夫に載せられた富士山麓溶岩からの放射熱で自然治癒力高め、体内組織の活性化などの効果が期待できるという。

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    「火釜(プルガマ)」を加熱することで室内を温める仕組みの岩盤浴

健康の6種類の鉱石を使った岩盤浴が楽しめる岩盤浴施設「温熱房」の奥にはナノミストアトラクション「幻夢」と呼ばれる施設が。肌をやさしく包み込むきめの細かいミストを発生させることで、雲の中にいるような不思議な感覚が味わえるアトラクションで、体に負担をかけずに発汗・血流を促しデトックス効果を高めるそうだ。

隣接する「ここちカフェ」では、完熟王バナナを使ったシェイクなどを提供しており、飲み物などは「温熱房」の有料・無料のお休み処などにも持ち込み可能だ。

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    「ここちカフェ」

こうしたカフェメニューを含め、飲食メニューに力を入れている点も本施設の大きな特徴のひとつ。受付のある棟にはお食事処「彩キッチンゆらり」では、「名物カレーうどん」をはじめ食事やアルコールなど幅広いメニューが楽しめる。

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    「彩キッチンゆらり」

つい時間を忘れて心ゆくまでゆったりと長居したくなる設計で、近年は学生などの若者も温浴施設の主な利用客層となっており、別途かかる有料エリアとはいえコスパが高いと感じる若者も多そうだ。

露天風呂の温泉は秋に開湯予定

温熱房(岩盤浴)専用お休み処の向かいには、アカスリ&リンパエステ、ボディケアなどの施術が受けられる癒し処や無料のお休み処を併設。また、カフェラウンジでは、電源を使える席を用意している。

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    アカスリ&リンパエステ、ボディケアなどの施術が受けられる癒し処

最近の温浴施設のトレンドとして、リモートワークをしている人たちの利用なども増加傾向にあるようで、そのニーズに応えられるよう、21店舗のグループ既存店ででも、こうしたワーキングスペースの拡充をできる限り進めているそうだ。

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    カフェラウンジには電源を使える席も

無料のお休み処もある岩盤浴棟を通り、長い廊下を渡って奥へと進むと3棟目の大浴場のある棟となる。

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    大浴場のある棟

露天風呂は昨年12月に地下1,200mを掘削し、湧出した温泉となる予定だが、年2回の神奈川県の温泉審議会での手続き上、開湯までは沸かし湯にての営業となる。

現在、今夏の審議会に向けて申請準備中の段階だが、すでに泉質の分析も終わっており、泉質は"美肌の湯"と言われる「ナトリウム-炭酸水素塩-塩化物温泉」とのこと。8月下旬から9月にかけての温泉審議会と保健所の許可を経て、9月〜10月頃には開湯できる見込みだという。

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    大浴場入り口

内湯は人気の高濃度炭酸泉のほか、オートロウリュウサウナと水風呂、電気風呂、ジェットバス、マッサージバスなどがあるシンプルなつくり。こちらの大浴場のある棟も木造で、開放感のある"梁あらわし"天井などが特徴となっている。

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    高濃度炭酸泉やオートロウリュウサウナなどを備える内湯

竹穂垣 (たけほがき)で囲われた露天風呂の外はURの保存緑地で竹林が広がっている。竹の葉音を聞きながら、空を見上げながら、手足を伸ばしてゆったりとお湯に浸かれそうだ。寝転び湯はもちろん、サウナ後などには外気浴を楽しめる環境だ。

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    今秋には美肌の湯"の温泉が楽しめる見込みの露天風呂(開湯までは沸かし湯にての営業となる)

女湯と男湯はシンメトリーな構造基本的なつくりは同じだが、女湯の脱衣所にあるパウダールームにはドライヤーと女優ミラーを備えた席が充実しており、露天風呂にはクレイパック(泥パック)も用意する。寝転び湯を楽しみながらセルで手軽にスキンケアができるかたちだ。

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    女湯の脱衣所にあるパウダールーム

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    露天風呂にはクレイパック(泥パック)も

3月31日まではメンバーズカードの作成無料などお得なオープニングキャンペーンを実施中。露天風呂の温泉は開湯までおあずけだが、開湯が予定される秋にはオープニングキャンペーンを予定しているとのことなので、そちらも楽しみに待ちたい。