島原鉄道は、鉄道とバスのダイヤ改正を4月1日に実施すると発表した。鉄道において、平日17時以降の運転本数と時刻を見直すとしており、減便による輸送力への影響に対し、車両の増結等で対応するとしている。

  • 島原鉄道が4月1日に鉄道・バスのダイヤ改正を実施する

同社の発表によれば、「2023年度末での退職者と2024年度も新規運転士養成の予定があり、乗務できる運転士の不足が続くため、現行ダイヤを安定的に維持することが困難な状況」だという。ダイヤ改正後、17時以降の諫早~島原港間において、これまで1時間に2本運転していた時間帯の2往復を減便し、おおむね1時間に1本の運転とする。減便する時間帯の列車10本のうち9本について、途中駅での列車行き合い待ち時間の減少により、諫早~島原間の所要時間を最大で8分短縮する。

平日の諫早発島原船津行の最終列車は、現行の諫早駅21時53分発から同駅21時33分発に繰り上げる。減便となる時間帯には、諫早~本諫早間で列車1往復を設定する。これらの変更により、ダイヤ改正後の平日の運転本数は諫早~島原間19往復(現行21往復)、諫早~本諫早間13.5往復(現行12.5往復)となる。休日ダイヤは変更しない。

島鉄バスも運行区間と時刻の変更、運行日の変更を行う。島原~雲仙~諫早駅前線の朝の1往復について運行区間を変更し、島原~雲仙経由~小浜(小浜高校前)間運行のバスを設定。このバスは小浜で諫早駅前行または諫早駅前発のバスと接続する。

有家~小浜線は、諫早駅前直通運行を午前に1往復再設定。おもに通学利用の多い雲仙(一本柱鳥居前)発および北有馬(保健センター前)発島原方面行の早朝便は、高校の早朝補習の廃止にともない、後発のバスに統合して運行を取りやめる。高速バス島原~福岡線は運行経路・時刻を変更。その他の路線も運行時刻・運行日の変更を行う。長崎空港線は引き続き運行を休止する。