愛媛県と日産自動車、愛媛日産自動車、日産プリンス愛媛販売およびフォーアールエナジーの5者は3月7日、包括連携協定を締結した。

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    愛媛県、日産自動車、愛媛日産自動車、日産プリンス愛媛販売、フォーアールエナジーが包括連携協定を締結

【協定締結の背景】

愛媛県は、地球温暖化による県民生活への深刻な影響や国の動向などを踏まえ、令和6年1月に「愛媛県地球温暖化対策実行計画」を改定。2050年の温室効果ガス排出実質ゼロの達成に向け、2030年度の温室効果ガス削減目標を引き上げた。

同計画では、「環境・社会・経済の好循環による持続可能な脱炭素社会の実現」を基本理念に掲げ、さまざまな対策を講ずることとしている。

日産自動車は、これまで培ってきた電気自動車(EV)に関するノウハウやネットワークをいかし、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決により、社会変革をしていく日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を全国の販売会社と共に推進している。

SDGsの達成やEVの普及によるゼロ・エミッション社会の実現を通じ、人とクルマと自然が共生し、住む人がワクワクするまちづくりによる地域社会の発展に貢献するため、自治体・企業と共に活動している。

日産自動車の関連会社であるフォーアールエナジーは、循環型社会の実現持続可能な未来を創るため、使用済みEVバッテリーの再利用、再製品化、販売を手掛けている。

高性能なEVバッテリーは、車両の電池としての役割を終えた後にもさまざまな用途で利用が可能。特に、再生可能エネルギーの貯蔵における理想的なソリューションとなる。カーボンニュートラルへの動きが全世界で加速する中、ゼロ・エミッション車の普及のみならずバッテリーの再利用を進めていくことで、さらなるCO2削減を図り脱炭素社会の実現に貢献していく。

愛媛県、日産自動車、愛媛日産、日産プリンス愛媛およびフォーアールエナジーは今回、脱炭素化や地域強靱化、サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みに相互に賛同し、同協定の締結を行う運びとなった。

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    日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」によるSDGsへの貢献を目指す

連携項目は以下の通り。

(1)電気自動車の普及及び再生可能エネルギー利活用促進による脱炭素化への取組みに関する事項
(2)電気自動車を活用した防災・減災に関する事項
(3)電気自動車を活用した地域活性化に関する事項
(4)その他、必要と認める事項
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    愛媛県が目指す「環境・社会・経済の好循環による持続可能な脱炭素社会の実現」に向けて、共創

同協定の締結に際して5者は、「電気自動車を活用した脱炭素社会の実現と地方創生に向け、本協定締結に基づきさまざまな取組みを推進します。今後も、愛媛県が目指す『環境・社会・経済の好循環による持続可能な脱炭素社会の実現』に向けて、共創してまいります」とコメントしている。