東京都交通局は9日、都営地下鉄新宿線のダイヤ改正について発表した。2024年3月16日に土休日ダイヤ、3月18日に平日ダイヤを改正する。平日・土休日の帰宅時間帯など急行を増発する一方、平日の日中時間帯に運転本数の適正化を図るとのこと。

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都営新宿線の急行はかつて日中時間帯に毎時3本運転されたが、2022年3月のダイヤ改正で大幅に減便(各駅停車に変更)。2023年3月のダイヤ改正でも急行が減便され、この時点で平日朝に大島発2本・本八幡発1本、平日夕方に本八幡行1本、土休日の朝に本八幡発4本、土休日の夕夜間に本八幡行2本・大島行2本の運転となっていた。

2024年3月のダイヤ改正で、平日9時台に運転される本八幡発の各駅停車1本を急行に変更し、新宿方面へ向かう急行を増発するほか、平日17~19時台に新宿駅を発車する急行を現行の1本から4本に増発し、帰宅時間帯の速達性向上を図る。土休日も新宿駅を18時台に発車する大島行の各駅停車1本を急行に変更し、帰宅時間帯に新宿駅から運転される急行の本数を増やす。平日・土休日ともにすべての急行が大島駅で各駅停車に接続するようになる。

一方、平日の日中時間帯は利用状況を踏まえ、運転本数の適正化を図るとしている。その他、一部列車の種別・行先・運転時刻の変更(平日・土休日共通)も予定している。