京王電鉄は9日、京王線・井の頭線のダイヤ改正を2024年3月16日に実施すると発表した。利用状況を踏まえ、京王線は夕夜間の一部時間帯で列車の時刻・行先・編成両数など変更。高幡不動駅以西の区間で一部列車の種別・運行形態も見直すとしている。

  • 京王線は夕夜間など一部列車が見直しに

ダイヤ改正後、平日の17時20分から19時までの間に新宿駅を発車する京王線の各駅停車は10両編成に。京王新線の本数も見直し、平日19時台に新線新宿駅を発車する笹塚行の列車を2本増発する。平日の深夜、新宿駅を22時26分に発車する橋本行の区間急行は10両編成で運転する。

高幡不動駅以西の区間で、夜間の運行形態も見直しに。平日・土休日の21時30分以降に高幡不動駅を発車する特急・急行(京王八王子・高尾山口方面)について、同駅からの種別を各駅停車に変更する。特急・急行が停車しない南平駅、平山城址公園駅、長沼駅において、現在は高幡不動駅で特急・急行から各駅停車へ乗換えとなるが、ダイヤ改正後は夜間の特急・急行が高幡不動駅で種別変更し、同駅以西の各駅に停車するため、乗換えがなくなり便利になるという。

  • 高幡不動駅を21時30分以降に発車する特急・急行(京王八王子・高尾山口方面)が同駅以西で各駅停車に

京王線では、平日朝も一部列車で種別・時刻変更を予定しており、高尾山口駅を6時59分に発車する現行の急行(新宿行)を区間急行に変更。時刻も繰り上げ、ダイヤ改正後は高尾山口駅6時55分発・新宿駅8時8分着で運転される。井の頭線も平日朝ラッシュ時間帯(5~8時台)において、一部列車の発車時刻と行先・到着番線を変更。土休日の早朝時間帯も一部列車で発着時刻の変更を予定している。