映画『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』(公開中)の公開記念舞台挨拶が7日に都内で行われ、竹内涼真、菅田将暉、菅原伸太郎監督が登場した。

  • 菅田将暉

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同作は2021年1月に日本テレビとHulu共同製作ドラマとしてSeason1が放送され、動画配信サービスHuluで独占配信されたSeason2~4に続く、劇場版が公開される。ゴーレムウィルスという噛まれたら化け物になってしまう“謎の感染症”によって突然日常を奪われた人々の過酷なサバイバルと濃厚な人間ドラマを描いている。

■映画『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』菅田将暉の主題歌秘話

同作の主題歌「谺(こだま)する」を手がけ、作品にも出演している菅田。主題歌については菅原監督が「レクイエム的な意味を込めて曲を作ってもらいたいなと思いまして、頼める人は菅田くんしかいない」と依頼したという。

一方で、何回か曲を作り直すことになったというエピソードも。菅原監督は最初の曲について「優しさよりもかっこよさが勝ってる気がして、映画全体を考えると違うテイストがいいんじゃないかと思って。『もう1回作り直してもらえますか』というのを、人伝手に言ってもらって……」と明かす。

菅田は「そういうもんですよ。1度だけでもないですよ。何ラリーもさせていただています」と気にしていない様子。「最初、讃美歌ぽいので作っていたんですね。そしたらもうちょっと優しさというか重さというか、“レクイエム”かなというので」とリクエストを明かし、監督は「最後だということで、こちらも感情が昂ったのもあって『これじゃないです』と言えたのかもしれないです」と恐縮。

主演の竹内は「知らなかったです」と驚くが、菅田は「言ってもらった方がいい。そりゃ違ったら違うってなるべきだし」と受け止め、「監督には演者としてもお世話になってその時は自由にさせてもらっていたので初めて『違う』と言われたなと思いましたね」とニヤリとした。

主題歌についての感想を聞かれた竹内は「(『きみセカ』撮影に入るのは)毎回怖いんですよ。ずっとやってるからすぐ入れるわけじゃないんです。Season4が終わって2週間くらいで映画の撮影になるので、すぐ入れるのかなという不安もある中で、まず菅田くんが主題歌をやってくれると聞いた時に、『映画、もう1回頑張れるかもな』みたいな。そんな前向きな気持ちになれて背中を押してもらった」と感謝する。

さらに「撮影の終わりくらいに曲を聴かせてもらって、1回聴くのやめたんです。終わっちゃいそうな気がして。まだ僕は撮影終わってなかったから、終わってからしっかり聴こうって。終わって次の日のタクシーの中でしっかり聴いて、なんとも言えない感じというか。自分が残したものを考えさせられるような、新しい感情になったんですよ。映画にマッチしてるとかよりも、あの歌を聴いた瞬間に僕の映画の撮影が完結したというか、そんな感情でした」とさまざまな思いがあった様子。菅田は「嬉しいですね。涼真のため、響のためだけに作ったわけではないですけど、そこが1番大きいので嬉しいしよかったなという気持ち」と喜び、「映画の主題歌はやったことありますけど、実写で自分も出ていて……って、そうそうあることでもないし、怖さもあったのでよかったです」と安堵していた。

また、菅田出演のオファーについて、菅原監督は「台本を作っていて、大きく話が転換する大事な役で、意味がある人に出ていただきたいと思っていて。Season1の主題歌もやってもらってるし、理解度、気持ちがある人がいいなとおもってダメ元でお願いして」と理由を明かす。「その時は、まだ主題歌を1回お断りする前だったので……」と弁解すると、菅田は「(断る)前後で変わんねーよ!」とつっこんでいた。

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