女優の若月佑美が地上波連続ドラマ初主演を飾るABCテレビ・テレビ朝日のドラマ『セレブ男子は手に負えません』(ABCテレビ21日スタート毎週日曜23:55~、テレビ朝日20日スタート毎週土曜26:30~)がスタートする。このたび、若月がコメントを寄せた。

『セレブ男子は手に負えません』より (C)ABCテレビ

■若月佑美、地上波連ドラ初主演作『セレブ男子は手に負えません』

今作は、ドラマ放送とWEBTOON作品(縦読みマンガ)連載が同時にスタートするプロジェクト。若月が演じるのは、幼少期から結婚にあこがれ続けながらも、ある大事件から立ち直るため“二度と恋はしない”と誓ったヒロイン。そんな彼女がひょんなことから高級ペントハウスで共同生活をすることになったのは、誰もがうらやむセレブ男子たち……と思いきや、“好きな食べ物を栄養素で答える男”、“とにかく上から目線な男”など、一癖も二癖もある手に負えないクセ者ぞろいで!? そんなセレブ役を、鈴木康介、本田響矢、井手上漠、中尾暢樹が演じる。先行して連載がスタートしたLINEマンガでは、リリース初日の新着カテゴリ(女性編)第2位にランクインするなど、早くも注目を集めている(1月13日時点)。

また、20日16時より、ドラマ公式アカウントで若月らメインキャストが出演するインスタライブの開催が決定。ドラマ撮影のマル秘エピソードトークやサプライズ企画が予定されている。

■百瀬ひかる役・若月佑美 コメント

――本作はドラマとマンガが同時並行で展開するプロジェクトですが、撮影はいかがでしたか?

最初にWEBTOONのイラストを見せていただきまして、そこはしっかりと“原作”があるものとして意識しました。私たちが2次元の作品を3次元で表現するという意義をしっかりと持って演じていきたいという点と、3次元でしかできない表現を心がけました。ただ、原作の実写化ではなくて、同時並行でストーリーが展開していく作品というのは初めてで、難しくもあり……でも、とても楽しくもありました。

WEBTOONとドラマでは、ストーリーでリンクしている部分も楽しんでいただきつつ、表現方法の違いにも注目していただければと思っています。ドラマでは時間の流れがより感じやすいのでは、と思っています。キャラクターの感情と背景が重なって出来上がるシーンもあると思いますので、例えば夕方のシーンや、お料理を食べるシーンのエモさも感じていただけるとうれしいです。

――料理を作るシーンは、若月さんがすべて演じられたとか?

はい。ガチで料理してくださいと言われまして……、手元のシーンも実際に私が料理するのは初めての経験でした。今作の監督さんはお料理が好きだったので、手元が綺麗に見えるように教えていただくなど、貴重な経験になりました。

――クセ強セレブたちを演じた鈴木康介さん、本田響矢さん、井手上漠さん、中尾暢樹さんと共演してみての印象をお聞かせください。

鈴木くんはまさにプロという印象です! 普段はふわーっとしたかわいい雰囲気で、オレ様キャラのシオンとは正反対……なんですが、セリフを発した途端、そこにいるのはシオンなんです。役に対しての向き合い方が凄まじいといいますか、役に対して取り組む姿勢に触れて本当に尊敬しました。

本田くんは、人のことをよく見ている人で、楽屋にいる時でも、お芝居をしている時でも、人を見て演じる方なんだなって感じました。自分がどう演じるかよりも、その時の状況と、相手の感情、動きなどを客観的に見たうえで、自分がどうアプローチすれば効果的なお芝居になるかを考えることができる方なので、すごいと思いました。

漠ちゃんは、まだ二十歳なのに、いろんな人の話を聴いてすべて受け入れる態勢ができていて、吸収力の大きさが魅力だなって。私自身、気づかないうちにいろんな固定概念ができてしまっていたのですが、そうしたものを打ち破ってくれるような達観した考えも持っていて、漠ちゃん本人からも、ルカからも勉強させてもらえたって感じています。

中尾くんは2度目の共演だったので“明るい現場になるぞ”って思っていました(笑)。いつでも面白いことを言って現場を盛り上げてくれて、ムードメーカーな部分ではすごく頼らせていただきました。お芝居の面でも“どっちがいいかな…?”とみんなで迷っている時に、ズバッと答えを出してくれる大人な一面も持ち合わせていて、とても頼れる存在でした。

――若月さんが演じてみて改めて感じた、ひかるの魅力は?

ひかるちゃんは、思いがけずセレブ男子たちの事情に足を踏み入れすぎてしまうことで、いろんなことが起こってしまうのですが、その踏み入れちゃう理由が、相手のことを助けたい、力になりたい、という純粋な気持ちだと感じていて。それが空回りしたり、足を突っ込みすぎたりして、時に相手を傷つけてしまったりもする……でも、誰かの助けになること、人のためになることが好きな、とてもいい女の子なんだと思っています。相手の心を守っていく存在になれたら、という願いを込めながら演じました。

私自身も人のことを助けたい、心で守ることをずっとしてきたいと思っているので、ひかるちゃんに共感できる部分がたくさんありましたね……。あ! ひかるちゃんほどの猪突猛進さはないですけれど(笑)。

【編集部MEMO】
「物心ついた時から、私の夢はお嫁さんだった」質素なアパートで母と二人暮らしで育った百瀬ひかる(若月佑美)は、母親の影響から恋愛は結婚前提と決めていた。しかし最初で最後の恋と信じた彼は国際ロマンス詐欺師で、結婚資金として貯めていた貯金はおろか800万円という借金だけが残ってしまった。「もう恋なんてしない!」と決心し、人生を立て直すべく高収入&住み込みという条件だけを狙って、高級ペントハウスの管理人の面接へ。そこは、スーパーセレブたちが暮らすシェアハウスだった。雇い主で世界的有名ブランドの次期社長・西園寺シオン(鈴木康介)とともに共同生活をしていたのは、ピアニストの天羽律(本田響矢)、ファッションモデルのルカ(井手上漠)、そして小児科医の神崎彰人(中尾暢樹)の4人。書類選考でひかるを男性だと勘違いしていたシオンは、ひかるを一目見るなり、「管理人は男と決めている! 出ていけ!」と即クビに。しかし、国際ロマンス詐欺に遭ったひかるに興味を持ったルカは、夕飯を作ってもらうことを提案。律も「お腹空いてんだぁ。僕」と甘えると、そんな二人にシオンは折れ「4人が満足する料理を30分以内に作ってみせろ。もし一人でも1パーセントでも不満があれば即刻追い出す!」と料理選考を渋々承諾することに。 しかし、その4人の好みは、「高級食材しか口にしない&シイタケは大嫌い」、「お菓子好きで野菜と辛い物が嫌い」、「ダイエット中で低カロリー」、「食に興味はないけど、噛むのが苦手でタンパク質を摂りたい」と、言いたい放題。4人を満足させる夕飯作りというハードルの高い難題に挑むことになった中、ひかるが作った料理とは……⁉