来年1月7日にスタートする吉高由里子主演のNHK大河ドラマ『光る君へ』(総合 毎週日曜20:00~ほか)の初回試写会・会見が11日、東京・渋谷の同局で行われ、吉高、柄本佑、脚本の大石静氏、制作統括の内田ゆき氏、演出の中島由貴氏が出席した。

  • 大石静氏、吉高由里子、柄本佑

    左から大石静氏、吉高由里子、柄本佑

大河ドラマ第63作となる『光る君へ』は、平安時代を舞台に、のちに世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く物語。主人公・紫式部(まひろ)を吉高由里子、紫式部の生涯のソウルメイト・藤原道長を柄本佑が演じ、脚本は大石静氏が手掛ける。

柄本は「お話をいただいたのが去年5月ぐらいだったと思います。そこから道長さん僕がやりますよという発表が9月ぐらいにあって、今年5月末にインして、もう半年も経って来月からオンエアが始まる。まだ始まってなかったんだみたいな気持ちで、とても不思議なふわふわした感覚ではあります」と今の心境を告白。

「2話以降、ラブストーリーもそうですが、僕ら3兄弟、父親の兼家さんも入れて、血なまぐさい政権争いが行われたり、熾烈なところもありますので、そんなところも楽しんでいただけたらと思います」と見どころをアピールした。

また、役作りで「習い事はいろいろしています」と言い、「打球というスポーツや、筆もやっていたりします」と説明。そして、「道長さんは直筆のものが残っている。それを見に行かせていただいて、それを見たのは道長という役をやる上でとってもよかったと思います。こういう字を書かれている人なんだなと、指先から伝わってくる人間性が、頭の片隅に常にあるなという感じがします」と語った。

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