■好きなことが次々と仕事に「今までの人生、意味あったんだ!」

――ほかに役を演じるうえで参考にしていることはありますか?

ドラマはたくさん見ています。ただもうドラマが好きで見ているだけなので、参考にしているというのとは違うかも(笑)。もちろん、勉強になることはいっぱいありますけどね。

――“たくさん”というのはどれくらい?

今放送されているドラマはほぼ全作品。毎シーズンほとんど見ていますね。

――すごい! かなりのドラママニアですね。

昔から大好きなんです。最初にハマったのは小学校のころに見た『花より男子』だったと思うんですけど、以来ずっとドラマ好き。ドラマを見て泣いたり笑ったりする時間が自分にとっては大切で、ストレス発散になったりもしているので、どんなに忙しくてもドラマを見る時間は作るようにしていますね。

――フリーに転身してから、バラエティーやドラマへの出演はもちろん、歌やダンスを披露したりと活動の幅を広げていますが、お仕事に対する意識の変化はありますか?

あまり変わらないかもしれません。局アナだったころも、いただいたお仕事は全力でやるし、何でもやってみたいという気持ちはありましたからね。

  • 森香澄

■好きなことが次々と仕事に「今までの人生、意味あったんだ!」

――やりたいことはまだまだある?

そうですね。ダンスにしても歌にしても、今まで好きでやってきたことが、ちょっとずつお仕事にいかされているのがうれしくて。ダンスは学生時代に部活でやっていて、その後は趣味で続けていただけだし、歌もカラオケで歌うのが好きだっただけですから(笑)。ピアノについてはプロを目指したころもありましたけど、その経験がまさかドラマの役にいかされるなんて思いませんでした。そう考えると今までの私の人生、意味あったんだ! って(笑)。退社するまでは悩みましたけど、辞めて挑戦することを決めてよかったなって今は思います。

――プライベートで変化はありますか?

昔からいろんなことに興味を持つ方ではあったんですけど、気になったものはもう一歩踏み込んで、もっと突き詰めたいと考えるようになりましたね。韓国のアイドルが好きだから韓国語を勉強してみようとか、歌がうまくなりたいからボイトレに通ってみようとか。それがまたお仕事に繋がればいいなとも思っているので、プライベートとお仕事の境目がなくなってきたかな(笑)。でも、今はそれが楽しいんです。

――では、これからもっと突き詰めたいことは何ですか?

やっぱりお芝居ですかね。今回挑戦してみて、やっぱり奥深いなと思ったし、私にはまだまだ未熟な部分がいっぱいある。突き詰めたい気持ちは以前にも増して強くなったので、これからも続けていけたらと思っています!

  • 森香澄
■森香澄
1995年6月16日生まれ、東京都出身。2019年4月、テレビ東京に入社し、アナウンサーとして『THEカラオケ★バトル』『ウイニング競馬』など多くの番組を担当。2023年3月末に退社し、フリーに転身後は、さまざまなバラエティー番組で活躍するほか、音楽ライブにボーカリストとして参加、イベントでダンスを披露して話題を集めるなど、マルチな才能を発揮している。