アイドルグループ・なにわ男子の道枝駿佑が、テレビ朝日系2024年1月期ドラマ『マルス-ゼロの革命-』(毎週火曜21:00~)でゴールデン帯連続ドラマ初主演を飾ることが23日に明らかになった。
■道枝駿佑、ゴールデン帯連ドラ初主演『マルス-ゼロの革命-』
ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(19年)、『家族ゲーム』(13年)、映画『クローズZERO』(07年ほか)といったヒット作を世に送り出してきた脚本家・武藤将吾氏と、ドラマ『御手洗家、炎上する』(23年)、『義母と娘のブルース』(18年ほか)、『ROOKIES』(08年ほか)を手掛けた平川雄一朗監督のタッグによる完全オリジナルの今作は、謎多きカリスマ転校生と落ちこぼれ高校生たちが令和の日本をぶっ壊す、前代未聞の「青春“クーデター”サスペンス」。「何かを変えたい」――そう願う高校生たちが、カリスマ的なリーダーに導かれ、大人社会に反旗を翻していく。
『マルス』は、1人のカリスマ転校生の出現から始まる。学校ではいじめに遭い、唯一の心の拠り所だったSNSでも居場所を失ってしまった“僕”。人生に絶望し、命を絶とうとしていたその時、“僕”の前に謎の青年=零が現れる。「ゼロ」と名乗るその青年は、“僕”にこう告げる。「オレがお前をこの腐った世界から救ってやる」。その日を境に“僕”の世界は一変。「ゼロ」の過激な言動と不思議なカリスマ性のもと集った、“僕”をはじめとする落ちこぼれ高校生たち7人は団結し、「マルス」と名乗って大人社会に反旗を翻していく。革命=クーデターの中で起きる不可解な事件、そして「ゼロ」が抱えるある秘密――次々と謎が生まれ、伏線が巧妙に張り巡らされていく。
■道枝駿佑、初金髪で新境地となる“ダークヒーロー”に
目黒蓮(Snow Man)とW主演を務めた『消えた初恋』(21年)をはじめ、『金田一少年の事件簿』(22年)など数々のドラマ・映画で存在感を発揮し、映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(22年)ではアジア各国でも話題を呼んだ道枝。ゴールデン帯連続ドラマ初主演となる今作では、髪を金髪に染め、新境地となる“ダークヒーロー”を妖しく演じる。
道枝が挑むのは、落ちこぼれ高校生たちを「俺と一緒にこの世界をぶっ壊そう」と扇動していく19歳の謎の転校生、美島零(みしま・ぜろ)。謎の多い人物だが、人心掌握に長けていて、いつの間にか人の心の“隙間”に入り込み、言葉巧みに操っていくカリスマ性を持ち合わせている。零に扇動されて導かれた高校生たちは、やがて「マルス」という動画集団を結成し、大人が作った社会を壊し、再構築、“スクラップ&ビルド”していこうとする。
「マルス」とは、ローマ神話やギリシャ神話に登場する「軍神」のこと。オオカミは「マルス」の「聖獣」であることから、道枝演じる零がオオカミを背負うビジュアルがデザインされた。
■道枝駿佑(美島 零・役)コメント
――今作『マルス』の出演オファーを受けて。
素直にうれしかったです。今までにやってきたことのない、携わったことのないジャンルの作品だったので、また新しい一面をお見せすることができるんじゃないかと思いました。これまでやらせていただいた役柄の中でも一番僕自身とのギャップがあるように感じましたし、若者たちがSNSを使って世の中と戦っていくというのも、今だからこそ伝えられるメッセージのようなものが込められている作品なのかなと思いました。
――これまでのイメージとは変わる、という部分では金髪にされるのも大きい?
そうですね、本当に初めてなんです! 初ブリーチで、初金髪、初ハイトーンの髪色です! 撮影が始まる頃には完全にハイトーンの髪色になるので、皆さんからもどんな反響が来るのか楽しみですし、そのイメージを定着させて、かっこよく零(ゼロ)を演じられたらなと思っています。
――美島零という人物をどのように演じたいか?
零はミステリアスで謎に包まれた転校生なのですが、攻撃的なところもあり、心の奥底には内に秘めた熱さなどもある人物なのかなと思っています。僕は遠慮しがちな性格なので、その遠慮を捨ててしっかりと全力で、体当たりで零を演じられたら、と思います。
――零には「圧倒的なカリスマ性」がありますが、道枝さんご自身は?
僕はそんなに感じたことはないです(笑)。ファンの皆さんはどう感じてくれているんだろう……? 零は誰が見てもカリスマ的な存在だと思うので、そこはしっかりと零になりきって、堂々とした余裕のある姿をお見せできたらいいですね。
――道枝さんにとって「カリスマ的な存在」「この人はカリスマ性があるな」と思う人は?
木村拓哉さんです。木村さんのまとっているオーラや色気、佇まいはすごくカリスマ性を感じますし、やはりパフォーマンスされている姿やお芝居をされている姿を見ても、存在感がすごくて惹かれる方です。木村さんのあの圧倒的なカリスマ性や存在感を参考にできるくらいの気持ちでやれたらいいなと思います。
――今作で脚本を手掛けられる武藤将吾さんの作品への印象は?
『クローズZERO』などはすごく見ていて、ギラギラした世界観というイメージを持っていました。僕はあの……キラキラした世界観の作品に巡り合うことが多いので、180°違ったギラギラした世界に入り込めることは光栄だと思っています。武藤さんに、僕らしい零をしっかりと届けられるよう頑張りたいです! また、アクションなどもけっこうハードなものがあると聞いているので、どのくらいハードなものになるのかも楽しみにしています。
――メイン監督を務める平川雄一朗さんとは2021年に『生徒が人生をやり直せる学校』でご一緒されていますが、平川監督との再タッグで楽しみにされていることは?
平川さんと以前にドラマでご一緒させていただいたときは、僕がまだデビューする前でした。そのときから本当にいろいろなことを教えていただき、現場では毎日アドバイスもくださいました。そこで教えていただいたことを次の作品でも活かすことができていたので、今回デビュー後初めてご一緒することもあり、以前よりも成長した姿をお見せできたらいいなと思っています。
――視聴者へのメッセージを。
今回初めてゴールデン帯の連ドラで主演をやらせていただくことになりました。すごくプレッシャーもありますし、反面楽しみなこともありますが、いつかゴールデン帯のドラマで主演をやりたいという夢があったので、それが叶ったことがとてもうれしいです。
『マルス』が、皆さんの日々をワクワクさせられるような作品に、そして「来週どうなるんだろう」「続きが気になる」ってソワソワした1週間を過ごしてもらえるような火曜日にできたらいいなと思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。
■脚本・武藤将吾氏 コメント
個人的に青春ドラマは、『花ざかりの君たちへ』(07年)、『家族ゲーム』(13年)』、『3年A組~』(19年)と6年周期で執筆していたので、次は2025年かなと勝手に想像していたのですが、少し早く2024年にやることになりました。若い子には「こんな仲間がいたらいいな」と思ってもらえるような、親世代には「自分にもこんな時代があったな」と思い出してもらえるような、青春の刹那を切り取った作品になればうれしいです。
道枝さんはじめ魅力溢れるフレッシュなキャストがそろったので、皆さんの新たな一面を引き出せるように、中年の弛んだ体に鞭打って踏ん張ります。
あ、そうだ。「3年ぶりの連ドラで胸が高鳴っております」と、プロデューサーに書いて下さいと言われたのを忘れていました。言われなくとも、高鳴っております。お楽しみに。
【編集部MEMO】
今作と同じくテレビ朝日系で放送された、Snow Manの目黒蓮となにわ男子の道枝駿佑W主演ドラマ『消えた初恋』(21年)は、世界からの熱烈なラブコールを受け、アジア圏はNetflix、その他北米、ヨーロッパ、アフリカ、オセアニア地域はVikiと、世界244の国と地域に向けて配信された。また、Snow Manの「Secret Touch」と、なにわ男子のデビューシングル「初心(うぶ)LOVE(らぶ)」がW主題歌となったことでも話題を呼んだ。