京浜急行電鉄は24日、京急線で11月25日に土休日ダイヤ、11月27日に平日ダイヤを改正すると発表した。平日の「イブニング・ウィング14・16号」は運行形態を変更。土休日の「ウィング・シート」は運行開始時刻を繰り上げ、運行間隔も変更する。

  • ダイヤ改正後の「イブニング・ウィング14・16号」イメージ

現行の「イブニング・ウィング号」は、平日の夕夜間に品川駅から京急久里浜駅・三崎口駅へ下り8本を設定。クロスシートを備えた2100形8両編成を使用し、品川駅の3番線ホームを発車した後、途中の上大岡駅までノンストップで運転される(座席指定制は上大岡駅到着まで)。乗車券の他に座席指定券「Wing Ticket」(300円)が必要。「KQuick」で「Wing Ticket」を購入した場合、シートマップまたは座席条件から座席を選択できる。品川駅の「Wing Ticket」発売機で購入した場合、号車・座席条件の選択はできない。

平日ダイヤを改正する11月27日以降、全8本のうち「イブニング・ウィング2~12号」の6本は従来通りの運行で変更はないが、20~21時台に品川駅を発車する「イブニング・ウィング14・16号」の2本について、従来の8両編成ではなく、快特の後ろに「Le Ciel」(4両編成、トイレ付き)を連結して運行する形態に変更される。

  • 平日夕夜間の「イブニング・ウィング号」は一部列車の運行形態を変更。土休日の「ウィング・シート」は運行時間帯の繰上げと運行間隔の変更を行う

ダイヤ改正後、「イブニング・ウィング14号」は品川駅20時58分発(現在は20時45分発)、「イブニング・ウィング16号」は品川駅21時19分発(現在は21時15分発)となり、いずれも品川駅の1番線ホームを発車。JR線および都営浅草線からの乗換え利便性が向上するという。両列車とも金沢文庫行として運転されるが、品川駅発車後、「イブニング・ウィング号」として運転する後ろ4両のドアは上大岡駅まで開かないため、「お乗り間違えにご注意ください」とのこと。

土休日に設定される「ウィング・シート」は、泉岳寺~三崎口間を走る一部の快特を対象に、2号車(三崎口寄り2両目)を座席指定の車両として運行。現在、下りは9~15時台の10本(52~70号)、上りは11~16時台の9本(51~67号)で「ウィング・シート」を設定している。ダイヤ改正後、利用者のニーズに応じて「ウィング・シート」の運行開始時刻を繰り上げ、下りは現行の泉岳寺駅9時56分発に加え、新たに泉岳寺駅9時25分発の快特も「ウィング・シート」を設定。上りは現行の三崎口駅11時15分発に加え、新たに三崎口駅10時48分発の快特も「ウィング・シート」を設定する。

  • 土休日の「ウィング・シート」は下り・上りともに運行時間帯が繰り上げられる

  • 運行間隔も等間隔化され、ダイヤ改正後は下り8本・上り7本に

あわせて「ウィング・シート」の運行を等間隔化。下りは11~15時台に品川駅を毎時40分発、上りは12~16時台に三崎口駅を毎時8分発とする。これにともない、「ウィング・シート」を設定する快特の本数は下り8本(52~66号)・上り7本(51~63号)に。現行と比べて上下各2本の減便となる。