24日放送のABCテレビ・テレビ朝日系トークバラエティ番組『新婚さんいらっしゃい!』(毎週日曜12:55~)には、国際結婚カップルが美しいタイの民族衣装で登場する。

  • 『新婚さんいらっしゃい!』(C)ABCテレビ

■日本人の妻×タイ人の夫、出会いはタイの携帯ショップ

日本人の妻は中学校の英語教員を務め、タイ人の夫は新千歳空港の保安検査場で働いている新婚さん。2人が出会ったのは、妻がタイの日本人学校に赴任した5年前のこと。到着後わずか1週間で携帯電話が壊れるというハプニングに見舞われた妻は、現地の携帯ショップに駆け込むも、英語が全く通じない。タイ語もわからず困っていたところに、「エクスキューズミー」と英語で助けてくれたのが夫だった。携帯電話も無事に直り、救世主となった彼だったが、実は店員さんでもなんでもなく、ただの通りすがりの一般市民。妻のかわいさに一目惚れし、思わず声をかけてしまったのだという。妻は感謝しつつも立ち去ろうとしたところ、「LINE、LINE、LINE!」と夫が猛プッシュ。勢いに押された妻は、タイの友だち第一号として、夫と連絡先を交換することになった。

それから夫は、朝晩欠かさずLINEでアプローチ。Google翻訳を駆使して日本語で一生懸命メッセージを送った甲斐あり、定期的に食事に行く仲に。しかし妻にとって夫は、タイを案内してくれるただのお友だち。一方の純粋な夫も、恋心を1ミリも伝えることができずに、食事のたびに妻を車に乗せて送り迎えをする日々。今や死語の“アッシー君”状態のまま、3年間が経過してしまった。

■「あなたがいないと死んじゃう」大号泣で決死のプロポーズ

事態が大きく動いたのは、妻の赴任の任期が終わる直前。もうすぐ帰国すると伝えると、「あなたがいないと死んじゃう」と夫は大号泣。過呼吸のようになりながらも「僕が一生守ります。結婚してください!」と覚えたてのフレーズを絞り出して決死のプロポーズをした。妻はいきなりの結婚話に驚いたものの、夫を独りにする不安とともに、「この人が不幸になるのは嫌だ」と存在の大きさに気づき、彼の申し出を受け入れたという。

その後結婚のため、夫は母国・タイに別れを告げ、日本へ移住。さらに妻の父への結婚の挨拶のため日本語を猛特訓。しかしいよいよ迎えた本番当日、いざ父と初対面すると緊張がピークに。言葉も出ずに完全にフリーズしてしまった夫を救ったのは、横に座る妻の機転をきかせたある妙技だった。“令和のささやき女将”ぶりに注目だ。新婚生活の話題では、純朴でほんわかした夫が実はハードコアパンクバンドのギタリストだという意外な素顔も明かされる。