映画『アンダーカレント』(10月6日公開)の完成披露舞台挨拶が21日に都内で行われ、主演を務める真木よう子、江口のりこ、今泉力哉監督が登場した。
同作は、豊田徹也氏の同名漫画の実写化作。突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木が演じ、銭湯を舞台に繰り広げられる人間ドラマを描いている。
■真木よう子、好きなマンガの実写化作出演に強い思い
今回の舞台挨拶には永山瑛太も登壇予定だったが、体調不良のため欠席に。冒頭のあいさつで真木は「すみません、江口と私の映画みたいになっちゃって……みんな忙しいのでね……」とコメントし、笑いを誘いつつフォローした。
マンガ好きだという真木は「ふらっと本屋に入ってジャケ買いすることが多くて、その中の1つ」と原作との出会いを語りつつ、「すごく大好きな作品で何回も読んでいたんですが、まさか自分に(お話がきて)びっくりした」とオファー当時の心境を振り返る。
ただ、悩ましい部分もあったそうで「マンガ好きの人はわかってくれると思うんですが、好きなマンガの実写化って絶対してほしくないんですよね……」と苦悩を告白。しかし、「真木よう子じゃ良くなかったと言われたくない! という思いとともに、他の誰にもやらせたくないという思いもあった」と勇気をもって出演を決めたことを明かした。