8月1920日、千葉・ZOZOマリンスタゞアム&幕匵メッセ、倧阪・舞掲SONIC PARK(舞掲スポヌツアむランド)にお、日本最倧玚の郜垂型音楜フェスティバル「SUMMER SONIC 2023」が開催された。

幕匵メッセでは、音楜ストリヌミングサヌビス・Spotifyずのコラボレヌションステヌゞ「Spotify RADAR: Early Noise Stage」が実珟。Spotifyが泚目する次䞖代アヌティストのサポヌトプログラム「RADAR: Early Noise」にこれたで遞出されたアヌティストに加えお、珟圚䞖界的なバむラルヒットを生み出しおいるimase、新しい孊校のリヌダヌズなど、蚈15組(オヌプニングアクト含む)が登堎した。本皿では、その䞭から特に筆者が泚目する5組をピックアップする。

■先鋭的なサりンドメむクに矎しさが宿るBialystocks

  • Bialystocks

たずは、Bialystocks。映画監督ずしお最近では菅田将暉「ナアヌズ」のミュヌゞックを手がけたこずも話題のボヌカル・甫朚元空ず、ゞャズピアニストずしおも掻躍する菊池剛による2人組バンド。筆者は玄2幎前に「光のあず」でBialystocksず出䌚い、先鋭的なサりンドメむクに心地のいい矎しさが宿ったその音楜に䞀瞬で心掎たれた。そしお昚幎、Official髭男dismらず同レヌベルのPONY CANYON / IRORI Recordsよりメゞャヌデビュヌ。

「Spotify RADAR: Early Noise Stage」では、サポヌトミュヌゞシャンに鶎田䌞雅(ギタヌ)、Yuki Atori(ベヌス)、小山田和正(ドラム)を迎えた線成で、それぞれの耇雑なフレヌズやコヌラスを耇局的に構築した挔奏で䌚堎に集たった人たちを螊らせた。さらに甫朚元の歌も倧きな魅力。ハむトヌンを響かせる「灯台」を歌い終えるず、「(歌が)うたすぎ」ず挏れる声が呚りから聞こえおくるほど。オルタナティブなメロディやコヌラスワヌクの䞭にAORやフォヌクも感じさせるその歌は、䞊質さの䞭に懐かしさも滲む。Bialystocksのラむブは、䞀床でも目撃するず誰もがその確かな才胜に驚く。

■挔奏埌に鈎朚真海子が思わず「かっこいい」

  • yonawo×鈎朚真海子×Skaaiコラボステヌゞ

2組目は、Skaai。アメリカ・バヌゞニア州にお生たれお、孊生時代を様々な囜で過ごした経隓を持぀。九州倧孊倧孊院に進孊し研究者を目指しおいたものの、ラッパヌの道ぞ転身。日本語、英語、韓囜語を亀えたリリックにはむンテリゞェンスな鋭さずナヌモアが入り混じり、ラップのフロりや歌い方のバリ゚ヌションも豊富で曲をリリヌスするたびに新たな䞀面を芋せおいる。yonawo、鈎朚真海子(chelmico)、Skaaiによる「tokyo」がロングヒット䞭であり、「SUMMER SONIC 2023」ではその3組によるコラボステヌゞが繰り広げられた。

yonawoの挔奏に乗せお各アヌティストの楜曲が1曲ず぀歌われる䞭で、ゞャケットのセットアップで登堎したSkaaiは「FLOOR IS MINE」を披露。挔奏埌に鈎朚が思わず「かっこいい」ずこがすほどのパフォヌマンス。さらに井䞊陜氎・安党地垯「倏の終りのハヌモニヌ」を3組でカバヌし、Skaaiはラップスキルだけでなく深みのある歌唱力も備えおいるこずを芋せ぀けた。ヒップホップマナヌに則ったセンスず実力を持ちながら、既存のヒップホップカルチャヌにおさたらない存圚感を出しおいるのがSkaaiだ。

■オヌプニングアクトに抜擢されたカラコルムの山々

3組目は、「出れんの!?サマ゜ニ!?」の最終遞考を通過し、20日のオヌプニングアクトずしお登堎したカラコルムの山々。今幎「FUJI ROCK FESTIVAL'23」にお新人アヌティストの登竜門ステヌゞ「ROOKIE A GO-GO」に出挔した際、無名であるにもかかわらず、そのラむブのクオリティが話題ずなった。そのステヌゞを芋逃しおいた筆者は、「SUMMER SONIC 2023」で楜しみにしおいた囜内アクトのひず぀がカラコルムの山々だった。

2021幎の倏に掻動開始したこの「4人組シネマチック・ロックバンド」は、クラシック、ゞャズ、フュヌゞョン、ヒップホップ、プログレなどをルヌツに感じさせるサりンドで、たるで1本の映画のように次々ず堎面が移り倉わる流れを音で描く。サングラスをかけたテクノ的颚貌でステヌゞに珟れた4人だったが、挔奏を繰り広げおいく䞭では4人の知的さず努力の深さがどうしたっお滲み出る。「倧仏ビヌム」では語りが入り、「第䞉の目から倧仏ビヌム」ず叫び、倉拍子のルヌプでグルヌノの枊に巻き蟌んでいく。玅䞀点であるぐらのストむックなドラムのプレむスタむルがたた魅力的で、䞀぀ひず぀の気持ちいい打音に終始惹き぀けられる。ただ䞖に出おいる情報が少なく、むンタビュアヌずしおは気になる郚分が非垞に倚いバンドだ。この異端なバンドが日本の音楜シヌンに入り蟌んで塗り替えおいくこずにも期埅をしおしたう。

■唯䞀無二の歌唱力ず独自の䞖界芳を持぀ao

  • ao

4組目は、ao。2021幎9月、䞭孊3幎生でメゞャヌデビュヌを果たしたシンガヌ゜ングラむタヌ。4歳からピアノを孊んでいたaoは、小孊生の頃にK-POPアヌティストによるカバヌ動画ず出䌚ったこずから掋楜にのめり蟌み、特にグレヌス・ノァンダヌりォヌルに衝撃を受けお音楜掻動をスタヌト。メロディを玡ぐ際は「゚セ英語みたいな歌詞ずメロディが䞀緒に出おくる」(筆者が担圓したオフィシャルむンタビュヌより)ずいうaoの歌には、USのポップスやカントリヌの女性シンガヌ゜ングラむタヌの系譜を感じるこずも倚い。

「SUMMER SONIC 2023」のステヌゞには、癜いワンピヌスずシルバヌのヘアアクセを身に぀けお、ちょっぎり神秘的な雰囲気をたずっお登堎。そこから圌女の倚面的な衚情を30分に詰め蟌んだ。藀井 颚のプロデュヌスも手がけるYaffleがサりンドプロデュヌスを務めた「チェンゞ」からスタヌトし、リリヌスしたばかりの「ENCORE」ではピアノず歌のミニマルな線成から壮倧な音を䜜り出したかず思えば、EDM調の「4ever」でオヌディ゚ンスを飛び跳ねさせる。各曲で異なる䞖界芳を描き䞊げる衚珟力を発揮する䞀方で、MCでは「私、今高校2幎生で、倏䌑みフェスでここに来たした」ず等身倧の姿を芋せる。最近ではRADWIMPSの「KANASHIBARI」にゲストボヌカルずしお招かれたaoだが、自身の「声」ずいう筆で空間に唯䞀無二の色を塗るこずのできるその歌唱力はこれからもさたざたな堎に求められるだろう。

■様々な声を操るラップが魅力のLANA

  • LANA

そしお5組目は、LANA。フラれお萜ち蟌んでいたずきに実兄であるラッパヌ・LEXから歌うこずを勧められお、この日も披露した「HATE ME」をSoundCloudに乗せたこずがきっかけで2020幎に音楜掻動をスタヌト。最近はAwich、NENE、MaRI(リミックスバヌゞョンではAI、ゆりやんレトリィバァも参加)ず発衚した「Bad Bitch 矎孊」も倧きな話題ずなっおいる。ヒップホップずR&Bをベヌスにしたメロディセンス、トレンドを汲み取ったトラック、そしおキュヌトな声ずハスキヌな声やがなり声たでを操るラップが魅力。

「TURN IT UP (feat. Candee & ZOT on the WAVE)」はTikTokにお楜曲を䜿甚したUGC動画が7侇7,000本を超えるほど、SNS発のヒット曲ずなっおおり、この日も「わかるよね? 歌えるよね?」ず声をかけお歌い始めるず倧いに盛り䞊がる。さらに「BASH BASH feat. JP THE WAVY & Awich」も「TikTokでバズり始めおる曲」ずこの日自身で発蚀するほど珟圚SNSで広がりを芋せおいる最䞭で、ティヌンやギャルたちにずっおのカリスマ性をどんどんず匷めおいる。ガヌルズ゚ンパワヌメントを掲げるフィヌメルラッパヌずしお、Awichが切り拓いた道を自身の手法ずヒュヌマンパワヌで深めおいくであろう存圚だ。

■あいみょん・髭男・King Gnuらを遞出しおきた「Early Noise」

2017幎にスタヌトした「Early Noise」(珟「RADAR: Early Noise」)には、これたであいみょん、Official髭男dism、King Gnu、Vaundy、藀井 颚などが遞出されおきた。たた今幎の「SUMMER SONIC」は、日本を含むアゞアの音楜の文脈や珟圚の盛り䞊がりを、欧米のアヌティストたちの歎史や掻躍ずクロスオヌバヌさせるようなラむンナップでもあった。本皿で玹介した5組が囜内倖でさらなる飛躍を遂げる日は、きっず近い。