京都鉄道博物館は3日、JR貨物による協力の下、貨物鉄道輸送150年記念企画展「モノを運ぶ鉄道展 ~列車が乗せるのは人だけじゃない。~」を9月16日から11月26日まで、本館2階の企画展示室で開催すると発表した。

  • 京都鉄道博物館で貨物鉄道輸送150年記念企画展「モノを運ぶ鉄道展~列車が乗せるのは人だけじゃない。~」を開催

1873(明治6)年9月15日に新橋~横浜間で最初の貨物鉄道輸送が開始されてから150年を迎えることを記念し、企画展を開催。これまでの貨物鉄道輸送の150年を振り返り、貨物鉄道輸送のあゆみと、梅田駅から吹田貨物ターミナル駅への変遷を中心に紹介する。

貨物鉄道輸送のあゆみとして、明治以来、多くの貨物を輸送してきた歴史を錦絵と各種銘板、車両模型等の関連資料でたどる。1928(昭和3)年の梅田駅開業、2013(平成25)年3月の吹田貨物ターミナル駅開業にも注目し、関西でターミナル駅となってきた梅田駅と吹田貨物ターミナル駅を中心に、関西の貨物鉄道輸送を紹介する。

  • 錦絵「東京名所之内新橋ステンション蒸汽車鉄道図」

  • 銘板「国鉄西宮駅貨物取扱所」

  • ヘッドマーク 「さようならJR貨物梅田駅」

  • 銘板「日本貨物鉄道株式会社梅田駅貨物室」

貨物鉄道輸送のさまざまな取組みや新しい貨物列車についても、写真、ヘッドマーク、模型等で紹介。企画展の関連イベント開催や図録の販売も予定しており、10月には貨物車両もやって来るという。詳細は決まり次第、改めて発表する。