名古屋鉄道は2日、常滑線(神宮前~常滑間)が1913年(大正2年)8月31日に全線開通してから110周年を迎えることを記念し、9月3日に常滑線全線開通110周年記念イベントを実施すると発表した。

  • 名鉄常滑線の全線開通110周年記念イベントの一環で、1200系(「パノラマSuper」車両)にも記念系統板が掲出される

イベント当日、常滑線全線開通110周年記念系統板掲出列車を運行するほか、「記念乗車券セット」「入鋏式補充片道乗車券(通称 : 地図式補充券)セット」「常滑線全線開業110周年 記念卓上カレンダーデザイン乗車券」「神宮前駅開業110周年 クリアファイル付き記念入場券セット」の発売を予定している。

常滑線全線開通110周年記念系統板掲出列車は、1200系(「パノラマSuper」車両)と6000系にそれぞれ記念系統板を掲出し、それぞれ1本ずつ運行。1200系の対象列車は中部国際空港駅11時47分発の特急(名鉄岐阜行)、6000系の対象列車は常滑駅12時4分発車の普通(太田川行)となる。常滑駅にて11時45分頃から記念出発式が開催される。

  • 1200系掲出用系統板(イメージ)

  • 6000系掲出用系統板(イメージ)

「記念乗車券セット」は、常滑駅から神宮前駅までの記念乗車券(620円区間)に、記念系統板と「知多娘。」をデザインした記念カードをセットにした商品。発売数は1,000セット、発売額は700円。神宮前駅、太田川駅、常滑駅、名鉄名古屋駅サービスセンターで販売される。

「入鋏式補充片道乗車券セット」は、常滑駅から神宮前駅までの記念乗車券(620円区間)に、同区間の入鋏式補充片道0乗車券(620円区間)と入鋏式補充片道乗車券収納クリアファイルをセットにした商品。発売数は500セット、発売額は1,500円。常滑駅で販売される。「記念乗車券セット」「入鋏式補充片道乗車券セット」ともに、「常滑線全線開業110周年 記念卓上カレンダーデザイン乗車券」が収納可能な台紙も付属する。

  • 各駅の卓上カレンダーデザイン乗車券のイメージ(148mm×100mm)

「常滑線全線開業110周年 記念卓上カレンダーデザイン乗車券」は、発売駅ごとに異なるデザインの乗車券で、卓上カレンダーとしても利用可能。6種類用意し、すべての乗車券を購入すると2024年の特製卓上カレンダーが完成する。

神宮前駅で同駅から大江駅までの記念乗車券を230円、大江駅で同駅から太田川駅までの記念乗車券を300円、太田川駅で同駅から尾張横須賀駅までの記念乗車券を170円、尾張横須賀駅で同駅から朝倉駅までの記念乗車券を190円、朝倉駅で同駅から新舞子駅までの記念乗車券を240円、新舞子駅で同駅から常滑駅までの記念乗車券を240円で販売する。

  • 記念入場券セット(イメージ)

「神宮前駅開業110周年 クリアファイル付き記念入場券セット」は、大人入場券4枚分をセットした記念入場券と、旧神宮前駅周辺の地図をイメージしたクリアファイルのセット商品。発売数は500セット、発売額は800円。神宮前駅と名鉄名古屋駅サービスセンターで販売される。