俳優の東山紀之が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『刑事7人 シーズン9』(毎週水曜21:00~)がこのたびクランクアップを迎え、キャストがコメントを寄せた。きょう2日には第8話が、来週9日には最終話が放送される。

  • 前列左から吉田鋼太郎、東山紀之、北大路欣也、後列左から小瀧望、塚本高史、白洲迅、田辺誠一=テレビ朝日提供

2015年にスタートして以来、東山演じる主人公・天樹悠を中心に、海老沢芳樹(田辺誠一)、坂下路敏(小瀧望)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、そして、法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)という7人のスペシャリストが躍動する同作。今シリーズではそれぞれが人生の岐路に立ち、新専従捜査班は大きく揺れ動く。

座長である東山は、多くの規制の中で過ごさざるを得なかったコロナ禍の日常を思い出しながら「世の中がいろいろと変わってきていますが、この現場だけは変わらず、安心して過ごせる場所」と、『刑事7人』の“ホーム感”を改めて実感。昨シーズンからの登場となった小瀧も「今年も素敵な夏になりました」と瞳を輝かせる。そんな有意義な時間が過ごせたのも、田辺が語ったように「『刑事7人』は、仲間というか、メンバー」だからこそ。「ゆっくりと、着実に、多くの方に観ていただけるようになってきたんだなと実感」(吉田)、「スタートして9年。私は80歳になりました」(北大路)と、メンバー1人ひとりがシリーズの歴史を噛みしめ、9シーズン目を走り抜いた充実感に満ちたクランクアップとなった。

一方で、白洲の「新しい挑戦、新たな試みがあったシーズンでしたが、個人的にはすごく好きなシーズンでした」とのコメントに、共演陣は大きく頷く。新しい挑戦のひとつが、シリーズ史上最大のスケールで描くストーリー。「ひとつのお話を9話で続けて追うというスタイルは好きでした」という塚本の言葉にもあったように、より深く物語を掘り下げることで、ミステリーと人間ドラマの深みはシーズン随一に。

そんな今シーズンも最終章に突入。10年前の東関東連続強殺事件に関係していると思われる複数の殺人事件の解決、暴露チャンネル「ポリス浄化ぁ」の首謀者の特定を急ぐ新専従捜査班だが、気になるのは、3年前に浜崎(望月)和沙(山崎紘菜)が聞いたという、江戸川区夫婦殺害事件の犯人らしき者の声の主。天樹らの執念の捜査により、警察が隠し通していた事件の真相が明らかに!? そして刑事引退までの軌跡を日記に書き綴る、天樹の行く末とは。

コメントは以下の通り。

■東山紀之(天樹悠役)

コロナ禍などがあり、世の中がいろいろと変わってきていますが、この現場だけは変わらず、安心して過ごせる場所です。また今後とも皆さん、よろしくお願いします!

■田辺誠一(海老沢芳樹役)

普段は、役者は個人商店なのですが、『刑事7人』は、仲間というか、メンバーという気がとてもしています。今回もとても楽しかったです。よいお年を(笑)!

■小瀧望(坂下路敏役)

クランクアップのシーンは、これまでも、そして多分、これから先もないであろう終わり方で、非常に思い出に残りました(笑)。今年も素敵な夏になりました。皆さんとご一緒できてうれしかったです。ありがとうございました!

■白洲迅(野々村拓海役)

新しい挑戦、新たな試みがあったシーズンでしたが、個人的にはすごく好きなシーズンでした。またお会いできることを楽しみにしています! ありがとうございました。

■塚本高史(青山新役)

男だらけになってしまって……。僕は環ちゃん(水田環・倉科カナ)がいつ帰って来てくれるのかと待っています。ひとつのお話を9話で続けて追うというスタイルは好きでした。ありがとうございました!

■吉田鋼太郎(片桐正敏役)

道を歩いていて、よく声をかけられるのですが、一番多くなってきたのが「『刑事7人』を観ています」なんです。ゆっくりと、着実に、多くの方に観ていただけるようになってきたんだなと実感しています。引き続き、良いドラマにしていければいいなと改めて思ったシーズンでした。スタッフの皆さまを含め、ありがとうございました。お疲れさまでした!

■北大路欣也(堂本俊太郎役)

スタートして9年。私は80歳になりました。この9年間、皆さんと楽しく仕事をさせていただいて、感謝しています。これからも、頑張って前進していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。