本舞台は上川隆也、風間俊介、六角精児、宇梶剛士など芸達者なベテラン俳優たちが多数出演する。

「間近で素敵な俳優さんたちのお芝居を見られるというのはすごく楽しみです。逆に見たらどんどん自信がなくなってしまう可能性もありますが……。でも雪姫はとても存在感のある女性なので、こんな経験の浅い私ですが、皆さんに負けないぐらいの熱量を持って演じられたらいいなと意気込んでいます。普段アイドルとしてモニターを通さないところでも、しっかり観てくださっている方に伝わる表現を心がけているので、舞台に活かせたらいいなと思っています」

また、今回の舞台公演中に、ひそかな野望も持っているという小林。

「カンパニーのなかで、私は若いポジションだと思うので、共演者の皆さんに可愛がってもらえるような存在になりたいです。グループでも1期生で、新たに先日3期生も入ってきて、自分自身の責任感もどんどん増してきています。ちゃんとしなければ……と自分に重圧をかけて頑張ってしまうタイプなので、今回は頑張るのはもちろんなのですが、少し先輩方に甘えるというか、伸び伸びと表現できたらなという思いがあります。完璧主義な自分からちょっと脱却したいなと……。自分が一番できないのは当たり前なので、逆にそこを楽しみたいです」

そして、「ファンの方々から、『由依ちゃんに会うために頑張ってきた』と声をかけていただくことがあります」と語った小林。誰かのエネルギーになれているんだという思いは、小林に大きな自信を与えている。まだまだ不安がいっぱいだと話していた小林だが、「私のことを知ってくださっている方には、今までの私とは違う魅力を感じてほしいですし、この舞台で私のことを知ってくださった方には、今後も興味を持ってもらえる存在になれるように、作品に貢献したいです」と力強く語ってくれた。

■小林由依
1999年10月23日生まれ、埼玉県出身。櫻坂46のメンバー。2015年8月21日、欅坂46(現・櫻坂46)の1期生オーディションに合格。2016年4月6日「サイレントマジョリティー」でデビュー。キレキレのダンスパフォーマンスや歌唱力を武器にグループの中心メンバーとして活躍。女優として映画『さくら』、テレビ朝日ドラマ『女子高生の無駄づかい』などに出演。女性誌『with』の専属モデル、『andGIRL』のレギュラーモデルも務める。