連ドラ単独初主演となるが、「主演だからこうしなければ」という意識はなく、とにかく一生懸命やることを心がけているという。

「『わたしの幸せな結婚』のときもそうでしたが、まだまだ自分は学ばないといけないことがたくさんあるので、学びに行くという感じで、とにかく一生懸命やるだけだなと。一生懸命やってそれを誰かが見ていてくれたら、何かが上がっていくかもしれないですし」

共演した先輩俳優たちの座長としての姿からも多くの学びがあったようで、まず『教場II』の主演・木村拓哉を挙げた。

「木村さんは現場でずっと風間教官のままでしたが、Snow Manで木村さんの楽屋に挨拶に行かせてもらったときに普段は全然違うのだと知り、ずっと風間教官で現場にいてくださったんだなと思いました」

映画『月の満ち欠け』で主演を務めた大泉洋からは、自分が納得するまで監督と話し合う姿に刺激を受けたという。

「話し合うのは大事なことだなと。もし自分が腑に落ちていない部分があったときに、大泉さんの姿を思い出して、納得するまで話し合うと思います」

実際、今回の現場でも監督としっかりコミュニケーションをとっているようで、ハルのテンション感やガクとの関係性について話し合っているという。

すでにハルとガクの関係性に手応えを感じているようで、「佐野さんはまんまガクだなと。割と関係性が出来上がってきていて、ここからさらに作っていくのが楽しみです」と心を躍らせていた。

  • 『トリリオンゲーム』相関図

■目黒蓮
1997年2月16日生まれ、東京都出身。2020年1月22日にSnow ManとしてCDデビュー。俳優としても活躍しており、映画『月の満ち欠け』(2022)での演技が評価され、日本アカデミー賞新人賞・助演男優賞を受賞した。そのほかの近年の主な出演作は、『silent』(2022/フジテレビ)、連続テレビ小説『舞いあがれ!』(2022~2023/NHK)、映画『わたしの幸せな結婚』など。

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