レアジョブは6月30日、社会人英語学習経験者を対象とした「英語学習に関する調査」の結果を発表した。調査期間は4月14日~24日、調査対象はTOEIC L&Rスコア700点以上の20代~50代の社会人、有効回答は400人。

  • 「インプット主体」で英語を学習

同調査によると、社会人英語学習者のうち、「インプット主体型」で英語を学習している人が約8割を占めることが判明。また、社会人英語学習者の生涯英語学習時間3,170時間のうち、実際にネイティブスピーカーと話して英語を学んだ時間はわずか0.95%(30時間)となり、「アウトプット学習」が顕著に不足していることが明らかになった。

  • 社会人の生涯英語学習時間のうち「ネイティブスピーカーとの会話」による学習

次に、英会話能力についてみると、旧帝国大学(東京大学・京都大学・東北大学・九州大学・北海道大学・大阪大学・名古屋大学)卒業者のうち、「ビジネス英語を自信を持って話せる」と答えた人は約10人に1人の11%にとどまることがわかった。

  • 旧帝大卒業者のうち「ビジネス英語を自信をもって話せる」

「ビジネス英語習得率」については、会話主体の英語学習経験が50時間未満では23.5%だったのに対し、50時間以上では48.5%と、倍以上の開きがみられた。

  • 英会話力「ビジネス英語レベル」

続いて、リスキングによる賃金向上経験者の平均向上額(1カ月)を調べると、1位「英語学習」5万2,045円、2位「デジタルマーケティング」1万7,014円、3位「AI・機械学習関連」1万7,008円と、英語学習とその他のスキルでは年間40万円以上の差がつく結果となった。

  • リスキングによる賃金向上経験者の平均向上額