映画『リトル・マーメイド』(6月9日公開)の公開を記念した“リトル・マーメイド”フェスが6日、都内で行われ、日本語吹替版声優を務めた豊原江理佳(アリエル役)、木村昴(セバスチャン役)、海宝直人(エリック役)、浦嶋りんこ(アースラ役)、高乃麗(スカットル役)が出席した。

  • 左から高乃麗、木村昴、豊原江理佳、海宝直人、浦嶋りんこ

本作は、1991年にディズニーアニメーションとして公開され世界中で大ヒットを遂げた不朽の名作『リトル・マーメイド』の実写映画化版。美しい歌声を持ち、人間の世界に憧れる人魚アリエルが、海の魔女アースラと、自分の声と引き換えに3日間だけ人間の姿になるという取り引きをしてしまったことから起こる大騒動を描く。

5月26日に全米公開を迎えると、初週の3日間で興収約9500万ドル(※Box Office Mojo調べ)を超える大ヒットスタートを切り、全米映画批評サイト RottenTomatoes(オーディエンススコア)では95%という高得点を記録している。

この日は、“フェス”ということで、豊原の「パート・オブ・ユア・ワールド」で幕を開けると、海宝が実写版描き下ろしとなる「まだ見ぬ世界へ」、浦嶋が「哀れな人々」、木村と高乃がデュエットで「キス・ザ・ガール」を披露した。

豪華『リトル・マーメイド』メドレーに会場が大いに盛り上がると、豊原は「お客さんのペンライトが海みたいで、歌っている間、海の中にいるようでした」と興奮気味に語る。木村も「『リトル・マーメイド』の世界が表現されているようなステージでした」と感無量な表情を浮かべた。

ヴィラン・アースラになり切って歌った浦嶋は、「ここにいる人たちみんな哀れなんだと思って歌いました」と劇中のアースラ同様、憎まれ口。そんな浦嶋の発言に木村が「みんな逃げろ!」と突っ込みを入れると、会場からは大きな笑いが巻き起こった。

さらに豊原も「お話しする口調もアースラですね」とトークを展開すると、浦嶋は「それって、褒めているのよね」とアースラになりきりぴしゃり。さらに大きな笑いに包まれていた。

大盛り上がりのフェスの最後を締めくくるのは、キャスト全員で歌う「アンダー・ザ・シー」。『リトル・マーメイド』を代表する陽気な楽曲に、ダンサーたちも加わり大盛り上がり。豊原は「あと3日で公開になります。収録してから早く皆さんの元に届けたい一心でした。きっと楽しんでいただける作品になっているので、楽しみにしていてください」と力強く映画をアピールしていた。