映画『水は海に向かって流れる』(9日公開)の公開直前イベントが6日に都内で行われ、主演の広瀬すずと大西利空が登壇した。

  • 映画『水は海に向かって流れる』の公開直前イベントに出席した大西利空(左)、広瀬すず

同作は田島列島氏による同名漫画の実写化作。高校への通学のため、叔父の家に居候することになった高校1年生の直達(大西)は、親に黙って脱サラしたマンガ家である叔父(高良健吾)、女装の占い師(戸塚純貴)、海外を放浪する大学教授(生瀬勝久)、そしてどこか冷めていて笑わない26歳のOL榊さん(広瀬)と、曲者揃いの人物とシェアハウスで暮らすことになる。共同生活を送るうち、日々を淡々と過ごす榊さんに淡い思いを抱き始める直達だったが、「恋愛はしない」と宣言する榊と自分との間には思いも寄らぬ因縁があることを知る。

あいにくの雨の中、そろって爽やかな浴衣姿で登場した広瀬と大西。広瀬は「すごく夏らしい格好をしているんですけど、春気分で楽しめたらと思います!」と明るいコメントで会場を盛り上げる。

広瀬の浴衣姿の感想を聞かれた大西は、「明るい色ですごくおキレイでした」と褒め、広瀬から「(見た)まんまの印象やん!」とツッコまれながらも、「色っていう意味じゃなくてすごく鮮やかで、夏! というきれいさもあって良かったです」と表現。一方の広瀬は、自身の浴衣の着こなしについて、「今回、大人な女性を演じさせていただいたので、鮮やかではありつつ、メイクと髪型で渋さじゃないですけど、そういうのも出しつつ……」と役柄に合わせて大人っぽく仕上げたことを明かした。

また、神社でのヒット祈願にちなんで「神様にお願いしたいことは?」と聞かれ、「いっぱい睡眠の時間をもらえますように」と願った広瀬。「雨の日とか休みでおうちにいるのにずっと眠かったり。毎年、梅雨時期は眠くなるので無駄に寝たい。(神様からしたら)自分で作ってくれって感じですよね(笑)」と笑いを誘った。

終盤に行われたフォトセッションでは、広瀬にサプライズ演出も。大西が準備のために退場すると、「監督? 監督でしょ!」と前田哲監督の登場を予想するも、大西が劇中に登場した猫のムーちゃんとともに登場。会うのは撮影以来だという広瀬は「いや~、全然監督じゃない! 大きくなってる~!」と再会を喜び、「撮影時は本当に赤ちゃんで。立派な猫様になられて嬉しいです」と感慨深げに笑みを浮かべていた。