JR北海道は、北海道新幹線の青函トンネル内210km/h走行をお盆期間の8月12~16日に実施すると発表した。東京~新函館北斗間の所要時間は現行より3分短縮され、最速3時間54分となる。

  • 北海道新幹線で今夏も青函トンネル内210km/h走行を実施

実施区間は青函トンネル内の上下線(約54km)とされ、速度を現行の160km/hから210km/hに引き上げて運転する。期間中の始発から15時30分頃までに運行する列車14本(上下各7本)と、8月15日のみ運行される臨時列車「はやぶさ60号」が対象となる。

これにともない、木古内駅に停車する下り「はやて93号」「はやぶさ1・19号」について、木古内駅の発車時刻が繰上げに。新青森駅始発の下り「はやて91号」は新青森駅の発車時刻を3分繰り下げる(木古内駅の着発時刻は変更しない)。青函トンネル内で210km/h走行を実施する新幹線と新函館北斗駅で接続する一部の「はこだてライナー」も時刻が変更される。

  • 青函トンネルを走行する貨物列車

なお、北海道新幹線は青函トンネルを含む一部区間で貨物列車と共用しており、青函トンネル内210km/h走行の期間中、新幹線と貨物列車は「時間帯区分方式」で運転する。JR貨物は期間中の貨物列車運転計画について、「お客様のご要望を踏まえ、必要な輸送力を確保するよう関係各所と調整を進めています」と発表。詳細な運転計画を6月中に顧客に向けて案内するとしている。