尾田栄一郎氏原作の漫画『ONE PIECE』は、25年以上連載が続く大人気作品です。偉大なる航路(グランドライン)の後半に位置する新世界が舞台となり、物語は一気に加速しています。

本記事では、新世界に君臨する四皇と呼ばれる海賊の中から、元四皇であるビッグ・マムの能力についてまとめました。悪魔の実の覚醒状況や、能力がどのように継承されたかについても触れています。

ビッグ・マムがいかに規格外の存在かを知ると、より物語を楽しめるでしょう。

ビッグ・マムとは

名前 シャーロット・リンリン
通称 ビッグ・マム
悪魔の実 ソルソルの実
誕生日 2月15日
能力 魂を自在に操る
懸賞金 43億8,800万ベリー
声優 小山茉美

ビッグ・マムは、新世界で皇帝のように君臨する大海賊“四皇"の一人に数えられた海賊で、懸賞金43億8,800万ベリーは女性の海賊としては最高金額です。

元七武海で海賊女帝のボア・ハンコックの懸賞金16億5,900万ベリーと大きく差が開いていることも、ビッグ・マムがいかに規格外の存在であるかを示しています。

また、ビッグ・マムには夫が43人、息子が46人、娘が39人いて、ビッグ・マム海賊団は本物の家族を中心に構成された組織です。同じく、実子たちに大臣を任せる万国(トットランド)を縄張りにしており、ビッグ・マムは万国の女王でもあります。

紅一点で四皇の座を守っていましたが、ワノ国でユースタス・キッド、トラファルガー・ローに敗北し、四皇の座を降りることになりました。

人間としては規格外の巨体を持つビッグ・マムですが、巨人族ではありません。一般的な人間と同じ体格の両親から生まれた人間です。

ビッグ・マムの能力とは

ビッグ・マムが食べた超人(パラミシア)系の悪魔の実“ソルソルの実”には、あらゆる生物の魂(ソウル)を操る力があります。

他者から奪った魂や自身の魂を自在に操ることで無機物に命を宿し、化身を生み出すことが可能です。しかし、死を恐れない者には無効といったデメリットもあります。

ここからは、作中でビッグ・マムがソルソルの実の能力をどのように使っていたか、くわしく解説します。

寿命を奪う

ビッグ・マムは寿命を奪う際、魂への言葉(ソウル・ポーカス)を唱えます。

万国の住人たちの、身の安全を保障する代わりに、半年に一度、一カ月分の寿命を抜き取る際には「リーブ オア ライフ」と問い、万国を去るか寿命をささげるかの選択をさせていました。つまり、ビッグ・マムに寿命を差し出すことは、万国に住む住民にとっては義務です。ビッグ・マムはここで集めた魂を、さまざまな能力に応用しています。

食べたいものが食べられずに癇癪を起こした際には、実子であるシャーロット・モスカートに対して「ライフ オア トリート」と問い、寿命かお菓子のどちらかを差し出すことを要求していました。この時、ビッグ・マムが食べたいお菓子を差し出せなかったモスカートは、40年分の寿命を奪われています。

また、お茶会で出てくるはずだったウェディングケーキが食べられないと知ると、パティシエたちに「ライフ オア ウェディングケーキ」と迫りました。パティシエたちはすぐに新しいケーキを用意できなかったため、ビッグ・マムに寿命を奪われています。

さらに、ビッグ・マム海賊団の傘下脱退を申し出たジンベエに対しては「ステイ オア ライフ」と問い、傘下に残るか寿命をささげるかの選択を迫っています。しかし、この時ジンベエはまったく臆さなかったため、ビッグ・マムの能力は無効化されました。

結果的にビッグ・マムは、ジンベエの寿命を奪えないまま、傘下から手放すことになります。

無機物や動植物に魂を入れる

ビッグ・マムは住民たちから奪った魂を、無機物や動植物に入れることが可能です。魂が入ると擬人化が起こり、“ホーミーズ”と呼ばれる自由に動いたりしゃべったりする謎の生物たちが生まれます。

ホーミーズの中でも特別な存在として位置するのが、ビッグ・マム本人の魂を与えられた者たちです。ビッグ・マムは、ナポレオン、プロメテウス、ゼウスと呼ばれる3体には自身の魂を与え、就寝中もそばに置いていました。ゼウスを見限ってからは後釜として新たにヘラという名のホーミーズを従えています。

ナポレオンは通信役として、他のホーミーズからのメッセージを受信し、ビッグ・マムに報告する役割を担い、戦闘時には武器としての力も発揮していました。プロメテウスは太陽を、ゼウスとヘラは雷雲を操ることができるため、彼らを側近に置いているビッグ・マムは“天候を従える女”という異名を有しています。

特別なホーミーズたちは、ビッグ・マムの魂が入っているだけあり他のホーミーズとは別格の強さです。

また、ビッグ・マムは住民から集めた魂をチェスの駒に入れて擬人化し、チェス戎兵という兵士を量産しています。彼らは戦闘員として十分な力を持っているため、束になってかかられると相当厄介な敵となりますが、ブルックはチェス戎兵を無力化しました。

魂王(ソウルキング)の異名を持つブルックが奏でる音楽は、人の魂に強く働きかけます。そのため、チェス戎兵の取ってつけたような魂なら音楽のみでの無力化が可能で、兵力の鎮圧できたのです。

さらに、ブルックは一度死んでからヨミヨミの実の能力で復活した存在であるため、ビッグ・マムに奪われる寿命を持ち合わせていません。寿命を奪えず、ホーミーズも無力化されるとなると、ビッグ・マムにとってブルックは天敵と呼べる存在になり得るかもしれません。

魂を化身として具現化

ビッグ・マムは、自らの魂で化身を生み出すことが可能です。化身は、黒いモヤのような姿をしていて、住民たちの魂の回収を担当しています。回収した魂は化身たちによって、国中に分配されるため、万国はあらゆるものが人格を持つにぎやかな国に仕上がっていきます。

無機物や動植物に人の魂を入れたホーミーズに対して、化身はビッグ・マムの魂から作られたものなので、両者は異なる存在です。

肉体の治療

ビッグ・マムは、魂を自身の肉体に与えることでけがなどを治療できます。

ワノ国でキッドとローと対峙した際にアバラと腕を骨折したビッグ・マムですが、自身の魂を骨に与え治癒させました。ビッグ・マムが魂を与えると、体内の骨がしゃべりはじめたため、自身の骨もホーミーズ化させたと推察できます。

1年分の魂を消費し巨大化

ビッグ・マムは、魂を消費し自身の肉体を巨大化できます。

もともと人間としては規格外の大きさをしているビッグ・マムですが、キッドとローに追い込まれた際には自身の寿命を削り、さらに肉体を巨大化させました。一時的に肉体を巨大化して自身を強化するために寿命を1年分消費しているため、相応の代償が必要であることがわかります。

ビッグ・マムの能力は覚醒しているのか

結論からお伝えすると、ビッグ・マムの能力は以前から覚醒していた可能性が非常に高いと考えられます。

超人系の悪魔の実が覚醒すると、自身の能力の性質を周囲の物体にも付与できるようになると言われています。ビッグ・マムの場合、ホーミーズを生み出すことができ、その力が万国全土という広範囲に付与されている事から、覚醒済みといえるでしょう。

また、自身の肉体を変化させる巨大化は、ソルソルの実の「魂を自在に操る」という能力の範疇を越えているため、覚醒者の中でも特別視されるような上位のステージに位置するとも考えられます。

ビッグ・マムの息子であるシャーロット・カタクリが覚醒を当然と捉えている事も、ビッグ・マムが随分昔から覚醒済みであることを示しているのかもしれません。

ビッグ・マムはいつから能力継承した?

ビッグ・マムは6歳の時、突然能力を使えるようになりました。

能力者は悪魔の実を食べることで、カナヅチになるのと引き換えに超常的な能力を手に入れます。しかし、ビッグ・マムには悪魔の実を食べた描写がありません。となると、気になるのはソルソルの実における能力の継承方法です。

悪魔の実を食べていないビッグ・マムは、ソルソルの実の能力を持つ能力者ごと食べたため、能力が継承されたのではないかと考えられています。

ビッグ・マムは能力者を食べた?

ビッグ・マムの前にソルソルの実の能力を得ていたのは、マザー・カルメルです。明確な描写はされていないものの、ビッグ・マムは幼い頃に、能力者のマザーを食べたことで、ソルソルの実の能力を手に入れたと考えられています。

理由は以下の3つです。

1つめは、マザーが姿を消す直前、ビッグ・マムが食いわずらいを起こしていたことです。6歳の誕生日にクロカンブッシュをプレゼントしてもらったビッグ・マムは、うれしさのあまり無我夢中で食べ続け、完全に自我を失っていました。すべてを食べ終えるとマザーも友達も誰一人いなくなっていましたが、ビッグ・マムはなぜみんなが失踪したのかまったく覚えていませんでした。

2つめは、ビッグ・マムが食べ散らかした中に、マザーの衣服だけが残っていたことです。仮にクロカンブッシュに夢中になっているビッグ・マムを置いてみんなで島を出たとしても、衣服だけを残していくのは不自然です。

3つめは、マザーがいなくなった後からビッグ・マムが能力を使えるようになったことです。幼いビッグ・マムは、マザーが使う能力を手品だと思っていました。マザーがいなくなってさみしくなったビッグ・マムが試しにマザーと同じように手をかざしてみると、なぜか突然同じ手品ができるようになります。

これらのことから、直接的な描写は避けているものの、幼いビッグ・マムがマザーを食べた事でソルソルの実の能力が継承されたと考えるのが自然でしょう。

元四皇・ビッグ・マムはやはり規格外だった

ソルソルの実の能力者であるビッグ・マムは、他者の魂を奪い、奪った魂を別のものに与えることで新たな戦力を拡大できます。また、自身の魂を使って化身を生み出したり、けがの治癒、巨大化による肉体強化したりと、さまざまな応用も可能です。

汎用性が高く厄介な能力ではありますが、ビッグ・マムに臆さない相手からは寿命を奪えないというデメリットもあります。それでも四皇の紅一点として、新世界に君臨し続けた実力者であることは間違いありません。

ワノ国で四皇の座から落とされましたが、その後の生死は不明のままです。そのため能力、パワー、体格、迫力すべてにおいて規格外のビッグ・マムが今後再登場する可能性はまだ残されています。ビッグ・マムの新情報に期待しましょう。

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