結成16年以上の漫才賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』で初代王者に輝いたお笑いコンビのギャロップが20日、東京・台場のフジテレビで生放送終了後に優勝会見に臨み、決勝戦を戦ったマシンガンズを称えた。

  • ギャロップの林健(左)と毛利大亮

毛利大亮は、マシンガンズについて、「ネタ見さしていただいて、コンビでしゃべってたんですけど『ほんますげえな』『すごいぞこの人ら』って、何回しゃべんねんっていうくらいしゃべってたんで、(直前のネタを)見ないようにしようと思いましたけど、やっぱり見ちゃいました」と感想をコメント。

そのすごさを、林健は「めちゃくちゃシンプルに言うと、“面白いことを言うのが上手なおじさんたち”。先輩のことを言うのも失礼なんですけど、僕は最初から『ネタないから弱いって言ってたわりにずっとウケてるな』と思って、ちょっと弱くなったと確かに僕も思ったんですけど、その弱くなったのを逆手にとってちゃんと笑いに変えて、『これはちょっとできへんな』と思いました」と表現。毛利も「普通の漫才師にはできないテクニックを、何カ所も僕は見させていただいたなという感じです」と称賛した。

そんなマシンガンズも、準決勝と決勝のネタを、入れ替えたのだそう。本来は、準決勝で「結婚披露宴の料理で『パンが一番美味しかった』と言われたのを嘆くフレンチのシェフ」ネタを披露する予定だったが、対戦相手の囲碁将棋のネタに「副業でパン屋をやりたい」というくだりがあったため、「パンが続くのはあんまりよくないかな」(林)と急きょ変更したが、「普通なら結構ガチッと緊張するんですけど、意外とリラックスできて、楽しめてできたのが勝因かなと思います」と分析した。

『M-1グランプリ』への参加資格を失った漫才師たちの“セカンドチャンス”として、今回初開催となった同大会。世間的に知られていない漫才師からテレビで人気の売れっ子まで133組がエントリーした。

ギャロップは、2月の東京・大阪選考会、3月の「開幕戦ノックアウトステージ32→16」、4月の「ノックアウトステージ16→8」を経て、「グランプリファイナル」では、一回戦でテンダラー、準決勝で囲碁将棋、決勝でマシンガンズに勝利とトーナメントを3回勝ち抜き見事優勝。賞金1,000万円と“初代王者”の称号を勝ち取った。

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