フジテレビ系情報番組『めざましテレビ』(毎週月~金曜5:25~)が全国8カ所を巡るライブツアー『めざましテレビ30周年フェス』の初回公演が16日、神奈川・横浜のぴあアリーナMMで行われた。

ステージを披露したのは、Da-iCE、Creepy Nuts、JO1、ゆずという、いずれも番組にゆかりのあるアーティストたち。キャスター5人に、番組内アニメ『ちいかわ』と『紙兎ロペ』のキャラクターたちも登場し、あの冷静沈着な三宅正治アナが「ブチ上がっていくぞー!!」と叫ぶほどの大盛り上がりのライブとなった。

  • 『めざましテレビ30周年フェス』出演者全員の記念写真

■息を切らして「全然疲れないっすね」

開演前は歴代のテーマ曲が流れ、『めざましテレビ』ムードが高まっていく会場。影アナで小山内鈴奈アナが注意事項を読み上げたと思いきや、「とびきりの笑顔で、楽しい思い出を一緒に作りましょう!」と呼びかけると、客席から拍手が沸き起こり、いよいよ本番がスタートした。

番組キャスターの三宅正治アナ、井上清華アナ、生田竜聖アナ、軽部真一アナ、小山内アナの5人はステージに登場すると、夕方4時にもかかわらず「おはようございます!」と、いつも通りのオープニング挨拶。2019年夏の『めざましライブ』以来となる有観客ライブだけに、11,000人の来場客を前にして「すごいですね!」(三宅アナ)、「こんな景色見たことないです!」(井上アナ)と冒頭から興奮状態で、三宅アナの「ライブを楽しむ準備、できてますかー!」「盛り上がる準備、できてますかー!」のコールで、トップバッター・Da-iCEのステージが幕を開けた。

「CITRUS」を皮切りに、一気に4曲を披露すると、花村想太は「我々も10年越えて活動してますんで、全然疲れないっすね」と、息を切らしながらアピール。他のメンバーたちに「(疲れてるの)バレバレやん」とツッコまれながら、「スターマイン」ではおなじみのイントロボケで会場を盛り上げる。ステージ後のトークで軽部アナに「コミックバンドみたいでしたね(笑)」と評されつつ、トップバッターらしくノリノリのパフォーマンスで、会場の熱気を一気に上昇させた。

出演アーティストは、『めざましテレビ』の登場シーンをまとめた映像が流れるほか、「30年前写真館」と題して番組スタート当時の写真を公開。Da-iCEからは2歳の花村がマイクを持った写真が映し出され、現在の活躍の片鱗を感じさせる。

一方、大野雄大も自分の30年前の写真を公開すると思い、「母に電話して、急いで『30年前の写真、いっぱい送って!』」と依頼したそうだが、「僕の写真は使われる予定がなかったみたいで、写真フォルダに無駄に僕の30年前の写真がいっぱいあるので、インスタにアップさせていただきます」と、せっかくの素材を無駄使いしない姿勢を示した。

■スタジオは「就職したい現場」

続いて花村が残り、Creepy NutsのDJ松永、JO1の豆原一成が参加して、これまで「マンスリーエンタメプレゼンター」を務めてきた3人がそろい踏み。スタジオの印象を聞かれた松永は「こんなアットホームな職場あるんですね。あそこに就職したくなりました。すごい和気あいあいとしてて、みんな仲良くて、スタッフさんもアナウンサーさんもいい空気感で、本番が始まったら秒単位の原稿の読み合い、パスの打ち合いみたいな、すごい緻密なことを生で毎日やって、『かっこいいー、そして楽しいー、働きたーい』」と絶賛した。

豆原は、プレゼンターを担当した1年前に、高校の修学旅行でスタジオ見学をした経験があるだけに、「ものすごい緊張してたのを、今でも鮮明に覚えてます」と回想。花村は「ムチャブリが多かったんですよ。お笑い担当じゃないんですよ」と嘆き、生放送で踊らされた経験を豆原に聞くも「僕あんま踊ってないです」と返され、「何で!?」と待遇の差を実感する。そんな2人は、『めざましテレビ』側の願望が詰まった架空のニュース原稿の生読みも披露した。

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